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携帯アスリートが増殖中

KDDIの携帯端末用スポーツ支援サービス「au Smart Sports Run&Walk」専用端末 KDDIの携帯端末用スポーツ支援サービス「au Smart Sports Run&Walk」が着実に拡大を続けている。利用者が想定の数倍に達するなど、快調に推移。先月末には「専用端末」が発売されるなど、携帯電話が健康習慣支援アイテムとして浸透しつつある。
 同アプリは携帯電話のGPS機能をフル活用し、ランニングのペースサポートや毎日のワークアウト管理ができるもの。走行距離や緯度経度情報など携帯側で記録したランニングデータはサーバーに保管されるため、専用ページにアクセスするだけでパソコン上でも管理が可能。自宅などで入力に伴う手間を一切省ける点で、スポーツ習慣支援ツールとして極めて利便性が高いといえる。
 また、アプリを起動した携帯を持って走ると、走った距離・タイム・速度・消費カロリーをリアルタイムで確認できる。地図やコースの表示、プロのトレーナーなどが担当する「個人トレーナー」がペースや走り方をアドバイスしてくれるモードもあり、挫折しがちな初心者の背中を娯楽性も交えながら、さりげなく押してくれる機能が充実している。
 「いまでは誰もが持っている携帯電話。市場も飽和する中でいかに付加価値をつけるかが焦点となっています。そうした中でこのサービスは携帯の持つ機能を健康支援に特化した方向に活用したものになっていると思います。ストイックではなく、健康なんだけれど自分らしく、私らしくスポーツを続けられるツールとして、ご活用いただければと思っています」と同社・コンテンツ・メディア本部課長補佐の八木橋裕氏。
 アプリ利用者拡大を受けるように先月末には専用端末「Sportio」(東芝)も発売された。スポーツ時に装着しやすいことを考慮した小型軽量モデルで、GPSがなくても計測できる屋内モードを搭載するなど、まさに「スポーツ携帯」となっている。アディダス社とのコラボでウェアや専用装着ベルトを発売するなど、同社でも「新たなスポーツスタイル」として積極的に発信しており、「携帯アスリート」の今後のさらなる拡大が期待される。
KDDIの携帯端末用スポーツ支援サービス「au Smart Sports Run&Walk」専用端末 同サービスの利用には対応のau端末のほか、無料のライト、ベーシック(105円/月)、プレミアム(315円/月)会員になる必要がある。同社では、ターゲットを20から30台の女性に設定しているが、メタボ世代もサブターゲットとする。健康保険組合などへの展開も視野に入れる。

2008年07月07日 18:00