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3DCGでパッケージデザイン

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MDDクリエイティブ(東京都港区)は三次元コンピュータグラフィクス(3DCG)を利用し、カタログやチラシ用の商品画像や棚割りソフト用の6面画像を出力するためのソフトウェア「モノサツ3D」を開発し、今春から本格発売した。

新商品の開発・検討や販売促進に利用するために、例えば、パッケージデザインで、同一形状でありながら中身が違うと、それぞれ違う写真の撮影するために、多くの時間とコストを費やしてきた。同社が開発した「モノサツ3D」は、3次元データで作られた商品モデルに包装用版下データをマッピングし、カメラアングルやライティングなどの撮影スタジオの環境を再現するとともに、印刷用の高精細画像、WEB用の「FlashVR」、棚割りソフト用の6面画像など、極めて簡単に出力することを可能にした。

同一形状のカップ麺の容器では、3DCGの特性を生かして、包装用の画像だけを貼り変えることで、麺の種類や味付けのバリエーションに対応できる。特に、食品や日用雑貨は、パッケージの形状が似通っているので、版下データを交換することで商品の多様化に対応できることから、同ソフトウェアの利用価値は高いと見られている。さらには鉄道車両やバス、航空機へのラッピング広告のデザイン検討、写真撮影や展示が困難な大型車両、大型重機の画像作成など幅広い応用分野もある。

同社では、機能に応じて3種類の価格帯を設けるとともに、商品データの作成、流通を加速させるために機能を限定した無償のトライアル版もWEBサイト上で配布している。

同社の販売パートナー会社には食品や日用雑貨業界などへ提案していくコンテンツマネジメントソフト開発会社のeBASE(大阪市北区)がある。同社では、さらに幅広い業界へアプローチしていくため、特定業界に限らず販売パートナーを募集している。

2010年06月04日 12:39