「健食原料・素材・OEM展2011」(ヘルスビジネスマガジン社主催)が2011年4月5日、東京国際フォーラム(東京都中央区)で開幕した。3・11東日本大震災の影響でイベントの開催延期や中止が相次ぐ中「自粛ムードだけでは経済復興はない」と出展企業の理解も得て力強く決行された。
東日本大震災発生により、同イベントも開催について決行か否かの検討がなされたという。海外からの出展社、来場者予定者が全てキャンセルとなる事態にも見舞われた。だが、会場の使用に問題がないことやいくつかの出展企業から開催の強い要望があったことなどから、予定通りの開催となった。
震災支援へのアクションも行われた。長期の避難生活を強いられる被災者は、おにぎりやパン、カップ麺など炭水化物と水中心の食事で、栄養不足となっている。そうしたことから関係当局からビタミン、ミネラル、乳酸菌など、栄養改善をサポートするサプリメントの支援が要請されており、主催者側では場内に震災支援協力の受付ブースを設置。取りまとめ役となる「安心・安全な薬とサプリメントを考える議員連盟」事務局長の樋口俊一衆議院議員も来場し、支援の呼びかけを行った。
また、会場入り口には義援金を募る募金箱も設置された。
震災余波もあったが、場内は震災に立ち向かう活気にあふれ、例年に劣らないムードとなった。なお、同イベントは4月6日まで開催される。来年2012年、同会場で4月24日、25日の2日間の日程で行われることも発表された。
