炭プラスラボ(横山社長)が天然アパタイト配合の歯磨き剤を販売開始した。エステサロンなどで展示する。
同製品は、青森産の天然ホタテ貝からつくったアパタイトを配合する歯磨き剤。人工甘味料、発泡剤、合成保存料を一切使用しない、安心・安全なこだわりの製品となっている。
「コンセプトは不要なものは入れない。ですから、発泡剤や増粘剤も入れず、その分、生体親和性に優れる天然のアパタイトを40%配合しています。歯を研磨することなく、汚れや歯垢を落とし、歯の再石灰化を促進します」と横山社長は説明する。
実際、配合成分は、ハイドロキシアパタイト(基剤)、濃グリセリン(湿潤剤)、アルギンサン酸Na(粘土調整剤)、ハッカ油(清涼剤)、グリチルリチン酸カリウム(抗炎症剤)の5つだけ。いずれも天然由来成分というこだわりようだ。結果的に開発までに時間を要し、決して安価ではない価格設定となっているが、それだけのものに仕上がっている。
市販歯磨き剤との色素吸着比較(写真)では、同製品では歯磨き剤に色素が吸着し、さらに色素水溶液も脱色。一方、アパタイトを含有しない市販歯磨き剤(炭酸カルシウム、無水ケイ酸、濃グリセリン、ラウリル硫酸Na、カルボキシメチルセルロースNa、ソルビット等)では、ともにほとんど吸着が見られず、顕著な差が出ている。
同社では、末端製品としての歯磨き剤の販売と併せ、天然アパタイトの原料供給も行う。