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新型インフルで医療現場は疲弊

日本最大級の病院検索サイトQLife(http://www.qlife.jp/)を運営する株式会社QLife(キューライフ/本社:東京都世田谷区、代表取締役:山内善行)は、新型インフルエンザ流行が、医療機関の現場にどのような影響を及ぼしているか、緊急アンケート調査を行った。対象は全国の内科医師300人(病院56%、診療所44%)。

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その結果、国民は混乱して医療機関に殺到し、医師へ必要以上の要求が増え、発症数以上に診療現場の仕事が増えていることがわかった。患者数は6割増。3割の医療機関では、他疾患の患者が「受診控え」する悪影響も出ている。

現場医師は、「ワクチン供給量の増加」と「情報発信体制の整備」を、政府に最も望んでいる。新型ワクチンの「優先接種対象者」も、6割近くが「定義が不明瞭」とした。ただし、患者のモラルや、学校・職場の対応改善を求める声もある。政府の対応改善もさることながら、国民の冷静対応が望まれる。

1) 風邪様・インフルエンザ様症状の患者数 
・68%が「昨年より多い」。「昨年より少ない」は8%
・平均すると、病院での患者数は昨年比77%増、診療所では48%増となっている。全体では64%増の患者数が、医療機関の現場で発生している。 

2) 新型インフルの患者の特徴(昨年までの季節性インフルの患者と比べて) 
・「過剰に心配・恐怖」という指摘が20%で最多。「例年と変わらない」は28%だった。 
・「軽症でも受診」「検査の希望多い」も上位に入り、実際の発症数以上に医療機関の現場が混雑している様子がうかがえる。 
・学校や職場の混乱が、陰性証明・治癒証明の要求などの形で、医療機関に押しつけられている構図が、コメントからは読み取れる。 

3) 他の疾患の患者への影響(受診控え) 
・30%の医療機関で、他の疾患の「受診控え」が見られる。インフルエンザ患者の殺到が、本来受診すべき患者の足を遠ざけている可能性がある。 

4) 新型ワクチンの優先接種対象「基礎疾患がある人」の定義 
・病院の61%、診療所の52%、全体では57%の医師が、「明瞭な定義が届いていない」とした。

5) ワクチン接種に関して国に望むこと 
・「供給量を増加/充分に」が圧倒的NO1で、4人に1人が望んでいる 
・情報面の要望も多い。内容は、「迅速さ」「正確さ」「伝達経路」「順位」「詳細さ」「情報規制・統制」「情報開示」と様々。「情報不全のせいで医療現場は混乱をきたしており、その対処負荷を末端医師は背負わされて疲弊している」とストレスを訴えている。 

★詳細なレポートは、以下に掲載。
『新型インフルエンザ流行の診療現場への影響~全国の内科医師アンケート調査~』 http://www.qlife.jp/square/influenza/story7551.html

<株式会社QLifeの会社概要>
会社名 :株式会社QLife(キューライフ)
所在地 :〒154-0004 東京都世田谷区太子堂2-7-2 リングリングビルA棟6F
代表者 :代表取締役 山内善行
設立日 :2006年(平成18年)11月17日
事業内容:健康・医療分野の広告メディア事業ならびにマーケティング事業
企業理念:生活者と医療機関の距離を縮める
サイト理念:感動をシェアしよう!
URL : http://www.qlife.co.jp/

2009年10月26日 19:27

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