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中国ヘルスケア市場の成長を取り込むヘルスケアファンドの設立/三井物産

三井物産株式会社、華潤集団(以下「華潤」)、厚樸投資(以下「HOPU」)の3社は、各子会社を通じて合弁会社CMH Healthcare Holding Co., Limited(以下、「CMHヘルスケア」)を設立、さらにCMHヘルスケアを通じてファンドスキームの共同投資会社CMH Healthcare Fund L.P.(以下、「CMH ヘルスケアファンド」)を設立することで合意し、本日関連契約を締結しました。

CMHヘルスケアファンドは、総額10億米ドル(約1,080億円)の規模で、中国ヘルスケア市場が抱える様々な課題に対し産業の視点から解決をもたらし、さらには伸び行く市場の成長を取込む事を目的として、中国を中心とした病院事業(クリニック・専門病院運営、運営受託等)や中国内外のヘルスケア周辺事業を対象とした投資を行います。三井物産、華潤、HOPUも各子会社を通じ一部出資参画の上、今後ご参画頂ける投資家を国内外から募る予定です。

華潤は、1938年に香港で設立された中国屈指のコングロマリットで、コンシューマープロダクト、ヘルスケア、エネルギー、不動産等、多様な事業を手掛けおり、中国ヘルスケア市場においては最大手の一社です。同社は、傘下の華潤ヘルスケア社等を通じて、中国国内で最大の110超の医療機関を運営すると共に、シニアケア、製薬・薬局事業など広範な領域のヘルスケア事業を手掛けています。

HOPUは、2008年に設立され北京、香港、シンガポールに拠点を置いて活動するアジア屈指の投資会社で、コンシューマー、テクノロジー、ヘルスケア、金融、運輸、不動産等の領域を中心に投資を行っています。同社は、中国に関する深い知見に基づくソリューションプロバイダーとして他のプライベートエクイティファンドと差別化しており、同社運用資産残高は計100億米ドル超(約1兆800億円)を誇っています。

中国のヘルスケア市場は、2030年に医療費200兆円とも言われる巨大市場である半面、高齢化や公的保険制度の充実に伴う急速な医療費の増加に伴い、医療の質と量、両面での需給ギャップが生じています。

三井物産は、今回のファンド設立を、三井物産が目指すアジア最大の民間病院グループであるIHH社を核としたアジアにおけるヘルスケア・エコシステムの構築に向けた重要な地域戦略の一環として位置づけています。既存事業とのシナジー創出を梃子にしながら、今後もさらに伸び行く中国市場での事業基盤拡大を図り、人々が健康で、豊かな生活を営める社会創造の一助として、ヘルスケアの更なる発展に貢献していきます。

【 詳細は下記URLをご参照ください 】
三井物産株式会社   2019年6月25日発表
三井物産株式会社   公式サイト

2019年06月25日 17:42

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