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「責任ある大豆、大豆製品の調達方針」策定/不二製油グループ本社

(発表内容)

不二製油グループ本社株式会社は、持続可能な大豆調達の実現に資するため、責任ある大豆、大豆製品の調達方針を策定いたしました。調達方針の策定にあたり、当社は昨年 RTRS に加盟し、外部機関の指導も受け、慎重に検討してまいりました。RTRS: Round Table on Responsible Soy (責任ある大豆に関する円卓会議) https://responsiblesoy.org

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■ 当社事業における大豆の位置付けと社会的課題
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大豆は世界で最も広く使用されている食品原料の一つであり、当社事業にとって重要な原材料です。また近年大豆を原材料とする大豆ミートや豆乳製品などは、増え続ける世界の人口を抱える地球の食課題を解決する食材のひとつとして、また健康志向の拡大・高齢化などによりその重要性は高まってきています。一方、大豆の生産には、森林や生態系の破壊につながる環境問題だけでなく一部の地域では先住民・コミュニティの権利侵害などの人権問題もあると認識しています。

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■ 当社調達方針
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当社はニーズが高まる大豆製品への期待に応えると共に大豆の生産現場における社会課題の解決の両立を図るうえで、人と環境に配慮したサプライヤーから責任ある方法で生産された大豆や大豆製品を調達いたします。この調達方針は当社の全グループ会社が世界中で購入、取引、加工、販売するあらゆる大豆・大豆製品を取扱う、全てのサプライヤーに適用されます。
サプライチェーン例(イメージ)

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■ コミットメント
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当社が購入している大豆や大豆製品について、以下の基準に従って生産された原料を調達することを約束いたします。
・生物多様性の保護と森林破壊ゼロ
・先住民、地域住民及び労働者への搾取ゼロ
・コンプライアンスの順守

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■ KPI
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以下の目標は当社が使用する丸大豆、脱脂大豆、分離大豆たん白を対象に実施します。現在当社が購入している大豆及び大豆製品の内、約75%が今回の対象となります。残る約25%に相当する大豆油・大豆レシチンについては詳しいデータを収集していく必要があり、代替レシピなども含めて検討し 2022 年度末までに KPIを設定する予定です。なお、対象となる大豆の主な産地は北米、中国です。

RTRS 認証 5 原則
・責任ある労働条件
・法令遵守と優れたビジネス慣行
・責任ある地域社会との関係
・環境に対する責任
・適正農業規範

当社は RTRS を持続可能な大豆調達の重要なパートナーと位置付け、連携を図りながら持続可能な大豆調達、農家支援などを行います。

現在、日本市場においては流通履歴を管理できていますが、海外市場においては多数の生産農家から大豆を集め、搬入する第一次集荷場所までのトレーサビリティの確保、または RTRS 認証品の調達もしくは RTRS 認証に準じたその他認証での調達を行い、2025 年までに 100%達成する事を目標にします。また 2025 年以降は生産農家コミュニティレベルまで踏み込んだ追跡を進めてまいります。当社は上記の目標や取組みを通じて、持続可能な大豆調達を推進し、人権課題の解決や環境改善に向け努力してまいります。

【詳細は下記URLをご参照ください】
不二製油グループ本社株式会社 2021年6月1日【PDF】発表
不二製油グループ本社株式会社 公式サイト

2021年06月01日 17:28

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