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次世代型DNAチップ「ジェノパール」から「皮膚チップ」と「美白チップ」を販売/三菱レイヨン

三菱レイヨン株式会社(本社 東京都千代田区、社長 越智 仁)は、次世代型DNAチップ ≪ジェノパール®≫の新製品として、皮膚の形成や新陳代謝に関連する遺伝子を測定する「皮膚チップ」と、メラニン産生に関連する遺伝子を測定する「美白チップ」を開発・発売しました。これらDNAチップにより、化粧品分野においてニーズの高い、保湿や美白の評価が可能になります。

【新製品の特長】
 「皮膚チップ」では、化粧品素材や経皮吸収薬剤の保湿効果や安全性評価を目的に、肌の形成や新陳代謝に関連する遺伝子および、炎症、毒性に関連する遺伝子を搭載しています。皮膚のしみ・シワ・乾燥に対する抗老化に関する研究にご利用いただけます。
 「美白チップ」では、美白物質のスクリーニングやメラニン産生のメカニズム解析を目的に、メラニン産生に関連する遺伝子および炎症に関連する遺伝子を搭載しています。

【ジェノパール®の特長】
 DNAチップとは、ガラスなどの基板上にキャプチャープローブと呼ばれる合成DNAが高密度に固定化されており、調べたい細胞や組織から抽出したサンプルに由来するDNAを反応させることにより、目的とする遺伝子を一度に大量に測定するものです。
 従来のDNAチップが数万個の遺伝子を網羅的に解析するのに対し、同社のDNAチップ《ジェノパール®》は、搭載遺伝子を数百に絞ることで、高精度かつ簡便に測定できるフォーカストアレイです。
 《ジェノパール®》は、同社の繊維技術、高分子技術、バイオ技術を融合させたチップで、中空繊維内に親水性ポリマーを介してキャプチャープローブが3次元空間内に固定されています。これら遺伝子の入った中空繊維を整然と配列して束ね、樹脂で固定した後スライスするというシンプルな手法で製造されており、簡便でコスト競争力に優れるDNAチップです。
 《ジェノパール®》では、これまでに、メタボリックチップ、アレルギーチップ、自然免疫チップ、酸化ストレス・アンチエイジングチップ、食品感受性評価チップを上市しており、今後も引き続き、ヘルスケア関連商品を上市していきます。

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〔図.キャプチャープローブが水中に自然な形で存在します〕

※リリースの詳細は関連資料をご参照ください

【関連資料】
◎リリースURL/PDF
http://www.mrc.co.jp/press/detail/20120726142032.html

◎三菱レイヨン株式会社:公式サイト
http://www.mrc.co.jp/

2012年07月30日 12:34

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