ポーラ・オルビスグループのポーラ化成工業株式会社は、表皮細胞の骨組みとなる線維構造「ケラチン中間径フィラメント(KIF)」の減少が、肌の弾力低下やシワの発生だけでなく、キメを悪化させ肌の明るさに影響を及ぼすことを発見しました。また、KIF の減少には活性酸素とメラニンが関与していることも見出しました。さらに、ローズヒップとワイルドタイムにKIF を構成するタンパク質の発現量を増加する作用があることを確認いたしました。これらの研究成果は、2014年3月に株式会社ポーラより発売される新製品に活用される予定です。
◎表皮細胞の骨組み「KIF」構造の悪化が肌の明るさに影響
皮膚の表皮の大部分を占める表皮細胞は、ケラチン中間径フィラメント(keratinintermediate filament ; KIF)と呼ばれる線維構造によって裏打ち構造をとることで、細胞の形態を保持し、皮膚の表面形態の状態に関与しています。これまで、KIF 構造が角層の弾力低下、シワの発生に関連していることは知られていました。ポーラ化成工業は、KIF 構造と肌の明るさに着目し、KIF 構造の状態が悪い皮膚では、状態の良い皮膚と比較してキメが悪化し、肌の明るさが失われることを業界で初めて見出しました。
※詳細は下記URLをご参照ください
◎ポーラ・オルビスグループ 2013年11月27日発表
http://www.pola-rm.co.jp/pdf/release_20131127.pdf