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共同研究施設「新潟バイオリサーチセンター」が開館

「新潟バイオリサーチセンター(以下、NBRC)」(新潟市東島)の開所式が11月1日、同センターにて行われた。開館式には篠田昭新潟市長、山崎幹夫新潟薬科大学学長、三村邦雄(財)バイオインダストリー協会技術開発部長も出席、祝辞を述べた。   NBRCは、新潟市が進める「新潟バイオリサーチパーク構想」の一環として設置された、総合的なバイオ研究の拠点「新潟バイオリサーチパーク」内に建つ共同研究施設だ。「新潟バイオリサーチパーク構想」は、産・学・官が連携し、新潟薬科大学を中核に、バイオ関連産業である食品・食料産業、先端医薬・医療、健康産業、環境産業などに役立つ新技術開発とその有効利用に関する研究を行うというもの。   NBRCの所長には、薬学博士であり東京工業大学、新潟薬科大学、中国雲南大学の名誉教授、新潟市顧問などを務める池川信夫氏が就任した。NBRC 内には11の共同利用研究室があり、食品安全性の研究開発をはじめ、資源リサイクル研究開発、遺伝子組み換え研究開発、機能性食品研究開発などを行うことが可能。また、培養液から有用な物質を採取したり、動物実験などが行える研究・実験室が4室、天然物の科学的構造を決定したり、物質の薬理作用を調べるために利用できる分析・測定室が2室ある。新潟バイオリサーチパーク(株)が新潟市の委託を受けて24時間、365日体制で管理・運営する。全17ある研究室が、使用を希望する企業・団体に貸し出される予定だ。   共同利用研究室は月額5万3800円から借りることができる。最も広い共同利用研究室―1(室面積123.3㎡、24万6600円/月)にはスタッフルーム、クッキングシアター、加工室、実験室が完備されている。研究・実験室は2万2400円/月、また分析・測定室は4万6600円/月で利用できる。敷金・礼金は不要。利用する企業、団体は各々、研究機材や装 置を搬入。必要であればNBRCが研究員を斡旋してくれる。   特定保健用食品(トクホ)申請のための治験などの利用も見込んでいるという。

2005年11月07日 12:51