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石川県医師会が健康食品を治験

石川県医師会の治験審査倫理委員会が17日、玄米の加工食品について臨床試験を行った。  全国的にも、医師会主導で健康食品や自然食品の治験が行われるのは初めて。同委員会は、これまで医薬品の治験を行ってきた。  今回の臨床試験は、金沢大学大学院医学系研究科補完代替医療学講座・鈴木伸孝教授からの、健康食品の臨床試験を行いたいという要請から行われたもの。商品は、日本補完代替医療学会の下部組織である、NPO法人代替医療科学研究センター(金沢市)が推薦した。実際の治験は、第三者機関である北陸臨床試験支援センターがオープン試験として行い、安全性及び機能性を評価する。  金沢大学補完代替医療学講座には、ヒトで治験を行いたい健康食品の案件が山積みになっているが、これまでその受け皿が無かったのだという。今後も同委員会で継続して治験を行っていく。  北陸臨床試験支援センターの稲野彰洋センター長は、「現在、健康食品はエビデンスもなく販売されている。誰かが審査しなければ、一般の要望に応えられない」と話している。

2005年11月21日 17:00