ケンコーコムが小林製薬子会社の卸しと提携

ケンコーコム（株）（本社東京都港区、後藤玄利社長）は、小林製薬（株）の連結子会社でOTC・健食などの卸し事業を行う（株）コバショウ（本社東京都中央区、小阪晴良社長）と20日、業務提携及び資本提携に関わる基本合意を締結した。　ケンコーコム（株）は、現在福岡にある物流センターと仕入れ先の間で、在庫を抱えず、発注した翌日に納品を受けるジャスト・イン・タイムという仕入れシステムを構築している。同社が関東地区での物流センター建設を選択肢として考え、同じジャスト・イン・タイムを採用できる仕入先を探していたところ、（株）コバショウと合意が成立した。この提携により東日本における商流機能及び物流機能を強化することで、健康関連総合ECサイトとして、より一層の業容拡大をはかり、さらなる利便性の向上を目指す。　（株）コバショウは、ECサイト「爽快ドラッグ」を運営する子会社の（株）創快ドラッグに加え、ケンコーコム（株）との取引き開始により、新規販売チャネルであるECサイトへの取り組み強化及び売上げ拡大を目指す。　基本合意の内容は、（1）ケンコーコム（株）が関東地区に物流センターを設け、そこを基点に業務を行う場合は、必要とする商品を（株）コバショウから仕入れる、（2）商品仕入れに関する業務は、（株）コバショウの100％子会社である青い鳥物流（株）に委託する、（3）ケンコーコム（株）は（株）コバショウを引受先とする第三者割当増資を議決権1～3％の範囲で行う。

2005年12月26日 15：51