ルナが本社機能を移転

ルナが本社機能を移転

健康食品の受託製造を行う（株）ルナ（本社東京都新宿区、宮川康二社長）は、2月6日付けで本社機能を昨年7月に開設した東京工場（東京都西多摩郡）に移転すると発表した。2月3・4日に本社にある総務課や購買課、売上管理課など一斉に移動させる。また、これにより現本社は閉鎖される。　本社機能移転の理由として、同社営業部・長尾憲二部長は「情報伝達を含めた合理化を図るため」と、する。製造担当者と営業担当者の双方で意思疎通や情報伝達がスムーズになることにより、クライアントの意向を製造段階で正確に落し込める、製造における状況確認が容易になる、営業担当者が現場サイドの課題を把握できることなどを利点として挙げる。　同社では昨年7月に、以前は製造、包装、スティック包装などで分かれていた3工場を統合し、一貫したラインを備えた工場を新設した。全自動ビン充填機、全自動ドリンクラインを導入した他、12月から月間5000万個の生産能力を持つハードカプセル充填機も稼動させるなど、設備投資を積極的に続けてきた。また、「開かれた工場」を目指し、工場内をバリアフリー化し、見学スペースを設ける。「健康食品業界全体に対する不信感の払拭に貢献したい」（長尾部長）と、健康食品に対するイメージアップも図っている。　昨年まで行ってきた設備投資なども一段落し、これにより体制が整ったと判断し、来期の売上目標は今期150％の40億円。業務拠点を集約して様子を見た上で、再度、23区内に営業事務所を設ける可能性もあるとする。　本社新住所：東京都西多摩郡瑞穂町長岡3-7-6 　電話：（042）557-7922

2006年01月27日 12：21