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公取委がネイチャーラボの「コエンザイムQ10」含有商品に警告

公正取引委員会は12日、サプリメント販売会社(株)ネイチャーラボ(東京都渋谷区、安田昌夫社長)に、「コエンザイムQ10」を配合した健康食品に虚偽の表示をしたとして、景品表示法違反の疑いで警告した。  同社は、タブレット状のコエンザイムQ10含有商品、「MVPコエンザイムQ10 9000mg」と「MVPコエンザイムQ10 包接体 9000mg」の容器に、「3粒中主要成分 コエンザイムQ10 300mg」および「コエンザイムQ10包接体 300mg」と記載。しかし実際には、両商品とも、3粒中のコエンザイムQ10の含有量は約18mgしかなかった。  コエンザイムQ10は、体内でも合成される抗酸化作用のあるビタミン様物質で、エネルギー産生を助ける補酵素。疲労回復や美容に効果がある。ネイチャーラボは、「(今回の警告を)真摯に受け止め、景品表示法に則り、お客様が安心してお飲みいただけるような商品・表示に努める」とコメントしている。  公取委は、ネイチャーラボ以外にもコエンザイムQ10含有食品販売業者2社に対し、コエンザイムQ10の含有量が表示された重量の20%程度であったとして、景品表示法違反につながる恐れから注意を行った。

2006年01月16日 19:05