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ニチモウの大豆イソフラボン製品、50%増の見込み

イソラコン ニチモウ(株)(本社東京都品川区、小池由紀夫社長)の販売するアグリコン型大豆イソフラボン「イソラコン」の売上高が、今年3月期に対前年度比 50%増を達成する見込みだ。売上げが伸びている理由は、中高年向け女性誌や健康誌に月2回程度広告出稿を行っているため、認知度が上がってきたからだという。また、販路は通販と百貨店の健康食品ショップ約60店舗だが、店頭プロモーションを月に約30店舗で行っていることも売り上げ増につながっている。   「イソラコン」は、同社の特許技術で大豆の胚芽のみを麹菌発酵させて開発した大豆イソフラボン素材「アグリマックス」を使用しており、アグリコン型イソフラボンであるのが大きな特徴。腸内細菌の環境には個人差があり、吸収性に差が出ることに着目した。大豆イソフラボンにはアグリコン型とグリコシド型の2種類があるが、アグリコン型はあらかじめ糖を切り離しているため、摂取後、グリコシド型は約6時間かかるところ、約2時間で吸収されるほど、体内に吸収されやすくなっている。豆腐、納豆などほとんどの大豆イソフラボン含有食品はグリコシド型で、味噌が唯一アグリコン型だが、例えば更年期の女性が必要量を摂るには、味噌汁で約15杯分となる。また、原料の胚芽には、大豆の実の10倍のイソフラボンが含有されている。   アグリコン型イソフラボンには、エストロゲン様作用で更年期の症状を緩和するほか、高い抗酸化作用もあるので、血流の改善、脂質代謝異常の改善、免疫機能の向上、乳ガンの予防なども期待できる。これらの作用については、ハーバード大学で大規模な臨床試験や研究が実施されているという。価格は、税込み 7980円。   販路については、薬局向けや医療機関向けは別の製品を用意しているため、従来の販路を少しずつ拡大する考え。購入層は40~60代の女性。   なお、原料は他社への供給も行っている。

2006年02月10日 14:46