健康と美容のニュースなら健康美容EXPOニュース

日本シイベルヘグナー、超低GI食品素材を発売

デグサテクスチュラントシステムズジャパン(株)(東京都千代田区、柴田重社長)が製造元で、日本シイベルヘグナー(株)(本社東京都港区、アルフレッド・バンツ社長)が総発売元の超低GI食品素材「バラントース」が、このほど発売された。   「バラントース」は、小麦胚芽を酵母と乳酸菌によって2段階にわたり発酵させた全粒粉製品で、単糖(炭水化物)含有率が極めて低く、可溶性及び不溶性線維(複合糖質)の含有率が高く、血糖上昇指数(GI)が極めて低い超低GI食品。低GI食品とは、血糖値、インスリン値が穏やかに上昇した後、血糖値が穏やかに低下し、必要以上に低下しないため、しばらくは空腹感を感じないもの。   製造に関しては特許を取得しており、機能性に関しては特許を申請中だ。カロリーは100g当たり285kcal。飲料タイプなどの代替食品や栄養タイプのバーへの使用などを想定している。   臨床的に(1)体重の減量、(2)インスリン感受性を改善し、血中グルコース値(血中に大量に含まれると糖尿病疾患になる)を正常化する、(3)血中脂質(トリグリセリド、コレステロール)の改善、(4)繊維質が豊富で、腸の健康に良い――などが証明されているという。そのため、ターゲットは、ダイエット志望者、グルコース耐用性が阻害された糖尿病患者及び糖尿病予備軍としている。   なお、オープン試験の結果では、単に体重が減少しただけでなく、ウエスト及びヒップ周囲の値、ふくらはぎ周囲の値も低下し、ボディデザイン的にも良い結果が出たほか、体脂肪率に関しても有意な減少が見られたという。また、同社によれば、超低GI食品の中で、糖尿病の指数も改善しているものはほかにないという。   同社では、「厚労省の調査によれば、1600万人の日本人が糖尿病か糖尿病予備軍であると思われる。また、2001年度日本国民栄養調査によれば、 BMI指数が25以上の肥満者は30歳以上の男性の30%、50歳以上の女性の25%おり、マーケットは有望」(デグサジャパン・バイオアクティブス部・井上俊忠イーストアジアパシフィックセールスマネージャー)としている。

2006年02月03日 16:21