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クロレラ工業がMSM販売の新会社設立

  クロレラ工業(株)(本社東京都港区、坂波淳三社長)は、このほど100%出資子会社で、MSM(有機イオウ)を販売する新会社、CICフロンティア(本社東京都港区、板波英一郎社長)を設立した。CICフロンティアによれば、MSMの認知が高まってきたことから本格的に力を入れるためと、クロレラはクローズマーケットで販売しているのに対しMSMはオープンマーケットで販売することから、別会社化した方が良いと判断した。
  同社が販売するのは、米国のカーディナル・ニュートリション社が製造する「OptiMSM」で、独占販売権を持っている。同社は「OptiMSM」について、精製方法に蒸留法を採用することで重金属を全て取り除いており、安全性が高いこと、関節痛の緩和、粘膜強化といったアレルギー緩和などデータが揃い信頼性が高いこと、安定供給が可能なことなどを特徴として挙げている。
  また、同社ではMSMの市場性について、「米国ではMSM単体で200億円の市場があり、グルコサミンをプラスしたものまで換算すると400億円の市場がある。日本では50億円の市場だが、100億円市場になると見込んでいる。また、日本でもグルコサミンメーカーと組む展開などを考えている」(板垣社長)と話す。サプリメントメーカーのほか、飲料メーカーや食品メーカー、化粧品メーカーにも提案を行っていく考え。
  さらに、ただ素材を供給するだけでなく、商品開発や販売、リテールサポートなどトータルサポートも行っていく。将来的には他の素材の輸入販売も検討していて、現在、裏付けデータがある素材として、クランベリーに注目しているという。
  決算日は4月30日で、初年度売上目標は10億円。

2006年02月08日 15:33