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“ニーム”配合の基礎化粧品、ロゼットから発売

レッツ・ニーム 洗顔フォーム ロゼット(株)(本社東京都品川区、西海枝仁社長)は1日、インドで用いられてきたハーブであるニームを配合した「レッツ・ニーム 洗顔フォーム」「レッツ・ニーム モイストローション」の発売を開始した。  ニームは熱帯地方で自生、栽培される樹木で、特にインドにおいては伝統医学・アーユルヴェーダで、歯磨きやマッサージオイル、虫さされ薬などの様々な用途で使用されるほか、肥料や除虫剤としても用いられている。衣食住への応用が可能なため、環境問題を解決する素材としても世界的に注目を集めている。日本でも昨年行われた愛知万博で紹介、12月には食薬区分で食品としても認可された。  「レッツ・ニーム」に配合されているのはニームの葉のエキス。エキスにはフラボノイド(ケルセチン、イソクエルシトリン、イソミリシトリンなど)やニンビン、ニンビディンが含まれているため、ヒスタミン遊離抑制による抗炎症作用を持つ。また、メラニンの生成抑制効果もあり、くすみや毛穴の黒ずみを改善などが期待できる。美白効果については、アルブチンやコウジ酸より高いことが認められている。  「モイストローション」は保湿力を高めるため、ヒアルロン酸、β-グルカン、PCAソーダなどを配合。また、アーユルヴェーダに基づきパシャンデ(ユキノシタ科)などの植物エキスを組み合わせている。「洗顔フォーム」はゴマ油を配合し、洗顔時に潤いをとり過ぎない。どちらもアーユルヴェーダをイメージしたパッケージデザインで、香りもフローラルとオリエンタルなイメージの、やさしい“フロオリエンタル”に仕上げた。  同社では「日本でもニームの良さを広く認知して欲しいという願いを込めて、『レッツ・ニーム(Let’s NEEM)』と命名した」といい、NPO法人日本ニーム協会の「インド・ブッダガヤ・ニーム植林事業プロジェクト」に協賛、売上金の一部を植林費用として寄付する。西海枝社長によると「コンセプトを理解し、賛同する小売店からの引き合いもある」という。  販売はバラエティストアやドラッグストア、スーパーなどで行う。11日のランキンランキン全店での取り扱いからスタートし、今月終わりから3月にかけての棚替えにあわせて、その他の店頭に並べられる予定。

2006年02月03日 16:12