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日健栄協 / 2005年度トクホ市場規模6299億円と発表

日健栄協は、2005年度トクホ市場規模が2003年度比11.1%増の6299億円(メーカー希望小売価格ベース)となったと発表した。   保健の用途別にみると、金額が大きく伸びたものは中性脂肪・体脂肪関連で、246億円増(2003年度比38.6%増)となった。これは、主要品目である食用油が伸び続け、さらに茶飲料などの上市があったことが要因。次いでチューインガムが中心の歯関連が156億円(同19.4%増)増加した。   最も伸び率が高かったのはコレステロール関連で、同100.7%増の114億円の増加となった。食用油のほかに半固形状ドレッシング(マヨネーズタイプなど)の伸びが寄与した。次いで伸び率が高かったのは血圧関連で、同67.7%増の60億円の増加であった。新関与成分の品目の上市による増加が著しいのが理由である。   逆に、血糖値関連は44億円減(同16%減)、整腸関連は96億円増(同2.8%増)と微増になった。   流通販路別市場構成は、スーパー・デパートが42.3%と圧倒的で、戸配32.8%が次いだ。   表示認可・承認の状況としては、2004~2005年にトクホの表示許可を受けた食品は171品目に上り、保健の用途別では整腸56件、コレステロール34件、血圧26件、血糖値23件などであった。   2004~2005年の新関与成分としては、血圧で「わかめペプチド」、「GABA」、「ノリペンタペプチド(AKYSY)」、「酢酸」、「ゴマペプチド(LVY)」、整腸で「LC1乳酸菌」、「コーヒー豆マンノオリゴ糖」、「ビフィズス菌Bb-12」、歯で「緑茶フッ素」、コレステロールで「ブロッコリー・キャベツ由来のSMCS(天然アミノ酸)」などがある。

2006年03月08日 11:59