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厚労省 / アガリクス製品2品目、発がん促進作用は認められず安全

 厚労省は20日、国立医薬品食品衛生研究所において中期多臓器発がん性試験を継続中であったアガリクス(ハナビラタケ)製品2製品について、発がん促進作用は認められなかったと報告を受けたと発表した。
 今回、発がん促進作用が認められなかったと発表されたのは、(株)サンドリーの「仙生露顆粒ゴールド」と、(株)サンヘルスの「アガリクスK2ABPC細粒」。この試験結果は、食品安全委員会にも報告される。
 厚労省はアガリクス製品3製品について同様の試験を実施していたが、このうち、キリンウェルフーズ(株)の「キリン細胞壁破砕アガリクス顆粒」については発がん促進作用が認められたと発表しており、残り2製品の試験結果が注目を浴びていた。
 アガリクス業界は「キリン細胞壁破砕アガリクス顆粒」に発がん促進作用ありと発表されたことで、あたかもアガリクス製品全体に発がん促進作用があるかのような風評被害を受けていたが、今回の発表でそれが払拭されるとみられる。
 厚労省では、なぜ「キリン細胞壁破砕アガリクス顆粒」のみ発がん促進作用が認められたのか、原因を究明するために引き続き追加試験を行っていく考え。

2006年03月24日 10:00