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金子園 / 来年から「べにふうき微粉末茶」のOEMと拡販目指す

べにふうき微粉末茶 (株)金子園(本社東京都多摩市、市川元英社長)は、来年から「べにふうき微粉末茶」のOEM供給を開始すると共に、販路の拡大をはかる。同社は昨年11月30日に同製品を発売したが、原料の確保の問題で3月末までの2万個限定販売を行っている。現在の販路は直営店36店舗、ネットショップ、ドラッグストアなど。拡販する販路は、定価販売を行ってくれるショップであれば特に選ばないという。  べにふうき茶は、豊富に含有するメチル化カテキンが花粉症に効果があるという臨床試験が報告されたことから注目を集めている緑茶。もともと紅茶用の品種だったが、紅茶用に発酵させると酸化してしまうことから緑茶に加工することでメチル化カテキンを残すことに成功した。  メチル化カテキンは、(1)マスト細胞が活性化して情報伝達する働きを阻害し、ヒスタミンなどの炎症物質を出させないようにする、(2)さらにアレルゲンの受容体であるれセプタ・スイッチの数を減らす――といった働きで花粉症などのアレルギーに効果を発揮する。  同製品は、茶殻ごとまるごと微粉砕しているので、お茶のその他の栄養、ビタミンEや食物繊維なども摂取することができる。1箱・30包入りで、1包あたり7mgのメチル化カテキンを含む。同社では1日2~3包を飲むことを推奨している。  同社では、「べにふうきは新しい品種で原料が限られ、市場にあまりでまわっていないが、当社は生産農家とのパイプがあることから商品化できた」としている。来年はさらに原料の確保ができる目処がたったため、拡販に乗り出すことにしたもの。  売れ行きは好調で、ネットショップ「ケンコーコム」が発表した「花粉症売れ筋TOP10」でも、第2位を獲得している。なお、1月度売上高は同社の直営店舗で対前月比300%、同社のネットショップで同900%となっている。

2006年03月15日 10:00