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NPOアルコイリスがオメガ3の豊富なアマゾングリーンナッツ・オイル発売

アマゾングリーンナッツ・インカインチヴァージンオイル 特定非営利法人アルコイリス(本部千葉県松戸市、大橋則久代表理事)がこのほど、「アマゾングリーンナッツ・インカインチヴァージンオイル」の販売を開始した。必須脂肪酸の含有率が高いことが特徴。   アマゾングリーンナッツは、南米のアマゾン域で生育するつる性植物の実。ペルーでは伝統的に食材として用いられており、これを圧搾し、無添加・無精製の食用油として製品化した。同製品の脂肪酸組成は、オメガ3といわれるα-リノレン酸が53%、リノール酸が33%、オレイン酸が8%、その他が6%となっている。α-リノレン酸は必須脂肪酸で、血液サラサラ効果があるとして一般に認知されている。   また、ビタミンE含有量も高く、製品100gに227mgが含有される。ビタミンE総量の中では抗酸化活性の高いγ体やδ体のトコフェロールの占める割合が高い。オメガ3は酸化しやすいという欠点があるが、これら天然ビタミンEの働きにより酸化などの品質劣化がおきにくく、風味が長期間保たれる。   味も評価されており、2004年の「パリ・ウォルル食用油サロン」において、“美味しいオメガ3オイル”と評価され、金賞を受賞した。大橋代表理事は「オリーブ油と同じように使うことができる。加熱調理しても風味が飛びにくく、パスタ料理に使用すると、オリーブ油と比べてあっさりと仕上がる」という。   インターネットで通信販売するほか、自然食品系の店舗や百貨店などの食材売り場での展開も考える。また、レストランに食材として納入するなどして「まずはアマゾングリーンナッツ・オイルを広く知ってもらいたい」と話す。   NPOアルコイリスは、ペルーのNGOと協力し「アグロフォレストリー」と「フェアトレード」の実践に取り組む。アグロフォレストリーとは、農業と林業を複合させた概念。各地域の植生を活かし、単一栽培ではなく、複数の植物を同時並行的に栽培する。焼畑、伐採などの環境破壊を行わない、持続可能な循環型農林業技術として世界的に注目されている。農薬や化学肥料は一切使わない。また、消費国、生産国ともに公正な利益配分を受けることを目指すフェアトレード方式で、現地生産者の雇用促進や経済的自立も目指している。   価格は200mlで1,680円(税込)。1本あたりの収益から、500円がペルー現地での活動資金に充てられる。

2006年03月03日 09:30