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ホンダトレーディングがナットウキナーゼ供給で記者会見

本田技研工業(株)の100%出資子会社である(株)ホンダトレーディング(本社東京都千代田区、斉藤敏雄社長)は28日、納豆に含まれる機能性成分であるナットウキナーゼの原料供給を開始し、健康食品市場に参入したと都内のホテルで記者発表した。売上目標は、国内だけで初年度2億円、3ヵ年で7億円を目指す。さらに、同社のネットワークを生かし、米国を始めとする世界に販売していく考え。   同社のナットウキナーゼは、ナットウキナーゼの発見者で第一人者である倉敷芸術大学・須見洋行教授と共に工業化に向けた研究開発を行ったもの。さらに同社では、ナットウキナーゼの構造に関する特許(特許第2119017号)を取得し、「本物のナットウキナーゼを提供していく」(同社機能性食品グループ・齋藤丈介主任)という。原材料は国内で調達、液体培養法で精製している。同社の斉藤社長は、「世界人類の健康のために有効な製品の拡販に努めたい」とグローバルな展開を強調した。   発表会では、須見教授が納豆及びナットウキナーゼの血栓溶解効果について解説。脳血管疾患の70%は脳血栓によると強調した。   ナットウキナーゼは納豆の酵素で、275個のアミノ酸から成るタンパク質。経口投与しても活性を持続したまま腸内に到達する。   なお、同社では、食品事業のほかに設備機械事業、二輪車・四輪車の部品事業、非鉄金属事業、合成樹脂事業、鉄鋼事業、木材など天然材料事業など幅広く手がける。

2006年03月01日 09:03