健康と美容のニュースなら健康美容EXPOニュース

東京鼻科学研究所 / 鼻洗浄器を医療機関に拡販はかる

鼻洗浄前
▲ 鼻洗浄前
鼻洗浄後
▲ 鼻洗浄後
製品と洗浄剤
▲ 製品と洗浄剤

(株)東京鼻科学研究所(本社東京都目黒区、吉本理香社長)は、鼻洗浄器「ハナクリーンEX」の拡販をはかる。現在の販路は他社通販、生協、一部医療機関などだが、今後さらに医療機関への拡販を行う考え。  「ハナクリーン」シリーズは、もともと東京医科歯科大学と共同開発したもの。何回かのモデルチェンジを経て「ハナクリーンEX」に至った。鼻洗浄を行うことで、花粉症を含めたアレルギー性鼻炎や風邪を予防するほか、蓄膿症を一時的に改善するのが狙い。1500人のアンケート調査を行ったところ、約 37%が通年性アレルギーに、約20%が風邪の予防に利用していたという。  同製品は、器具内部に40~42度のお湯300mlを入れ、専用の洗浄剤「サーレ」を溶かし、手動でポンプを押し、水圧を調整してノズルを通して片方の鼻腔にお湯を送り込み、アレルゲンやウイルスを反対側の鼻腔や口から排出させる仕組み。洗浄液は、「エー」と発音しながら使えば、喉に落ちることもない。ノズルはシャワー式とストレート式に切り替えられる。  「サーレ」は、食用と違って不純なものが混ざらない医療用の塩を使用した1%の食塩水。1%に調節してあるのは、体液と同じ浸透圧濃度にするためで、それにより粘膜の刺激が起きにくく鼻がツーンとしないという。  昨年4月には手動式鼻洗浄器として特許を取得した。また、設立25年間で「ハナクリーン」シリーズ全体(現在は3種)で50万台以上を販売した実績がある。  税込価格は、「サーレ」30包付きで10185円。

2006年03月22日 10:00