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日本サプリメント評議会 / エビデンス重視の「サプリメント図鑑」を発行

決定版 医師と専門家が評価した安心最新情報 サプリメント図鑑2006 特定非営利団体日本サプリメント評議会(東京都新宿区)は、同評議会が評価したサプリメント製品を『決定版 医師と専門家が評価した安心最新情報 サプリメント図鑑2006』(経済界発行)にまとめた。4月6日より全国の書店で販売する。  同評議会は、「サプリメントクチコミランキング」を運営するサプリメントの第三者評価団体。サプリメント製品ごとに、各メーカーが保有するデータや論文などを査読し、それらの信頼性が認められたものについてサイト上で一般公開する。データの査読は医療従事者など専門家で構成される評議委員へ依頼して行う。安全性試験などのデータに加え、食歴など独自の評価基準を設けており、評価内容はマークで示す。  今回の書籍化に至る経緯として、同評議会の小泉美紀理事は「当評議会サイトのユーザーから、ネット・ユーザー以外の人へも優良なサプリメントに関する情報を広めてほしいとの声が多かった。そのため、書籍化に踏み切った」と話す。同書に収載されたのは約150製品。「素材の効能効果はメディア情報で知っているが、実際の製品選びで悩む消費者は多い」(小泉理事長)ため、専門家が審査した信頼できる製品を消費者に伝えることを目指す。  一方で、『サプリメント図鑑』がメーカー側にとって有益な情報発信の場となることも期待する。「積極的にデータを取得する意向のある企業が増え、エビデンスがなければ生き残れないと考える企業が多いようだ。しかし、コストをかけてデータを揃えても販売に直接的には活用できないため、二の足を踏む企業が多い」(小泉理事長)。評議会では、データの種類と有無、質をサプリメント選びの判断基準として消費者に提示すると同時に、メーカー側にもデータ蓄積を呼びかける。  そのほか、米山公啓医学博士ら5人の専門家によるコラムや薬とサプリメントの相互作用情報などを盛り込む。256ページ、オールカラーで、定価2000円。販売は、書店だけでなく調剤薬局や同評議会の専用什器を設置する店舗でも行う。定期刊行化を予定。

2006年03月22日 10:00