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東洋新薬 / 新素材「大豆セラミド」を発表

(株)東洋新薬(本社福岡県福岡市、服部利光社長)は、22日に新素材「大豆セラミド」を発表した。  同社によれば、大豆由来のセラミドには美肌作用があるという。主な作用は(1)メラニン生成抑制効果、(2)ターンオーバー促進効果、(3)コラーゲン生成促進効果。  (1)については、メラニンを生成する腫瘍皮膚モデル細胞である“B16melanoma”を「大豆セラミド」を含有した培地で培養、細胞中のメラニン量を測定した結果、メラニン生成量が抑制されることが明らかになった。このことから「大豆セラミド」はメラニンの生成を抑制し、美白作用を有することが示唆された。  (2)については、ヒト皮膚モデルを「大豆セラミド」含有培地で培養し、表皮層(角質層を除く)の厚みを測定した結果、大豆セラミド含有培地で培養したヒト皮膚モデルに占める表皮層の割合がコントロール群と比較して高くなっていることが明らかになった。以上のことから「大豆セラミド」は細胞の活動を活発化し、皮膚のターンオーバーを促進することが示唆された。  (3)については、ヒト線維芽細胞(コラーゲンを生成する細胞)を「大豆セラミド」含有培地で培養し、生成され細胞外に放出されたコラーゲン量を測定した結果、ヒト線維芽細胞のコラーゲン生成量が増加することが明らかになった。このことから「大豆セラミド」はコラーゲンの生成を促進することにより、美肌効果を発揮することが示唆された。  ほかに同社では、クライアントの望む素材を発酵させることができるようになったと発表した。

2006年03月29日 10:00