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光洋商会 / ビタミンE全種類を含有したトコミンを拡販

光洋商会(本社東京都中央区、楓眞里子社長)は、天然由来のビタミンE素材「TocominR(トコミン)」(マレーシア・Carotech社製)の本格的な拡販に乗り出す。ビタミンEという場合、α―トコフェロールのみを示している場合が多いが、同素材はビタミンE全種類を本来の配合比率で含有するという特徴を持つ。  「TocominR」は、パーム(アブラヤシ)油から抽出した天然のビタミンE複合体。自然界に存在するビタミンEはα、β、γ、δ-トコフェロールとα、β、γ、δ-トコトリエノールの8種類があるが、その全てを含有しているのが最大の特徴。また、カロテック社は、95年に世界で初めてパーム油からカロテノイドやビタミンE複合体の抽出に成功、US特許を取得している。特許製法である分子蒸留法は抽出時に溶媒を使用しない。これにより、安全性が高い上に、栄養成分が損なわれずに本来の含有比率が保たれるという特徴がある。  また、トコトリエノールの優れた点は、様々なエビデンスにより裏付けられていること。有効性が確認されているものには、(1)動脈硬化の退行、(2)血清コレステロール、特に総LDLの減少、(3)α-トコフェロールの40から60倍の脂質過酸化の防止、(4)脳卒中で引き起こされる疾患の予防、(5)エストロゲン陽性・陰性両方のヒト乳がん細胞の成長抑制、(6)皮膚の角質への優先的な蓄積など。トコトリエノールの有効性を測るほぼ全ての試験では、パーム油由来のものが使用されている。  そのほか、栄養成分としてカロテノイド複合体や微量ながらコエンザイムQ10や植物ステロールも含まれている。  販売は4年ほど前より行っていたが、昨年秋頃に生産能力が高まったのを機に、さらに拡販を目指す。他成分との組み合わせの他、単体での製品も提案していきたいとする。

2006年04月26日 10:00