ローズベイジャパン/売れ行き好調の天然岩塩を原料・OEMとして供給拡大

ヒマラヤンルビーソルトR
　(株)ローズベイジャパン(本社東京都港区、鶴屋元太郎社長)はこれまで店販用として販売してきた入浴用美容岩塩「ヒマラヤンルビーソルト®」を原料供給やOEM供給も行っていく。昨年頃からエステサロンや有名小売店等からのOEM受注が拡大していた。
　同製品は、ネパール・ヒマラヤ山脈の標高5000m地帯にある地層より採掘される。地球全体が海であった3億年以上前の太古の海水が、マグマの高熱により結晶化した化石。インドの伝統医学“アーユルヴェーダ”では体の不調に対応する薬塩として処方している。また現地では胃腸病・皮膚疾患などに効く薬塩として利用されている。同社では、カトマンズ商工会議所の協力のもと、現地法人による手作業で選別した質の高いものを採用。原料受注は100kgから。ロットにより異なるが1kg550円～1500円の価格帯だ。
　同岩塩は天然ミネラルを13種類含み、体内に不足しがちなミネラルを補うほか、世界の天然塩の中では唯一酸化還元力（抗酸化力）を持ち、肌の酸化を防止する。これはマグマによる数千気圧の圧力によりミネラル分が凝固する際に、活性水素が発生することによるもの。活性水素は高温と高圧、マグマの3条件が揃った時に発生し強い抗酸化力を持つ。そのため、老化の原因となる活性酸素を抑制し、肌のアンチエンジング効果が得られる。同製品を使用した消費者からは「シミが薄くなった」、「肌がしっとりした」などの声が挙がっている。
ヒマラヤンルビーソルトR
　使用目安量は、一般的な浴槽(180?)に対し約20g。浴槽に溶かして入浴するのが主な用途だが、洗顔や洗髪にも適している。天然のミネラル成分が、肌荒れや乾燥肌に働きかけるほか、塩分が毛穴の汚れを取ることで肌のくすみの解消も期待される。このほか、酸化還元力により肌の刺激の原因となる水道水に含まれる残留塩素を除去することで肌に優しく敏感肌の人にも対応している。入浴により、ミネラル成分が体内へ浸透することで血行が促進され体の芯から温まり、冷え性やむくみ、肩こりの症状への効果が期待される。
　なお同社が2002年より発売している店販用の岩塩は、女性雑誌“LUCI”3月号の「発表!ほんとにやせるダイエットランキング」のソルト系入浴剤部門で1位、東急ハンズでは入浴剤BEST3にランクインするなど人気を呼んでいる。税込み価格は473円・40g、1890円・200g、3990 円・500g。
　同社では同岩塩を使用した製品の展開も行っており、入浴用岩塩粉末タイプ（ローズ、ラベンダー、ヒノキ）はOEM供給のみに対応。岩塩とヒマラヤ産天然ハーブを配合して製造した石鹸「ヒマラヤンルビーソープ」4200円・100g（税込）を20日に発売したほか、夏以降にローションを発売予定している。