フランスベッド / ベッド式マッサージ機「サナティオ」のOEMが好調

フランスベッド（株）（本社東京都新宿区、池田茂社長）の販売するマッサージ・ベッド「サナティオ」のOEM販売が昨年10～3月の下期で1万台を突破、今上半期では10％増を狙う。OEM供給先は、主に訪販企業、デモ販売企業など。ベッドタイプのマッサージ機器を販売するのは、同社だけだという。医療機器の認可を受けている。　同製品は、上半身と下半身をマッサージするローラーに別々のものを採用しているのが特徴。上半身は多軸36輪ローラーユニットを採用しており、指圧でいう背中の第一線・第二線・第三線に点在するツボを各ローラーが捉え、押圧する仕組みになっている。ローラーは上下・左右・前後にフレキシブルに動いて体にフィットする。圧力が32輪のローラーに分散されるため、体感はソフトだ。また、2列に分かれたローラーの間に背骨が当たるように使用するため、背骨を正しい位置に整える機能もある。カイロプラティックでは「慎身体の不調の原因の大部分は背骨・骨盤の歪みと、それによる神経の圧迫にある」といわれているため、背骨の位置を正しく整えることは重要なのだという。固くなった関節部分も揉みほぐすため、整体効果も得られる。下半身には指圧師の親指の形と硬さを基本に考案された天然特殊ゴム製の四輪フットローラーを採用。下半身は加圧を受けにくいため、付属品のウェイトを載せて使用することでマッサージ効果を高める。　操作はリモコンで簡単に行え、“全身指圧”、“部分指圧”、“ポイント指圧”などを選択できる。自動的に15分で電源がオフになる仕様になっており、同社では「最高でも2サイクルくらいで止めた方が良い。また効果を高めるためには、毎日使用した方が良い。さらに風呂上りの筋肉がほぐれた状態で使用するのがオススメ」（同社・事業本部営業管理部催事推進課・藤堂修係長）としている。　またコンパクトな二つ折りタイプで約15kgと軽量のため、収納も持ち運びも手軽なのも特徴だ。寝ながらリラックスして使用できるのもポイント。さらに椅子タイプのマッサージ機器は骨盤などに負荷がかかるが、同製品ではどこにも負荷がかからないため、マッサージを受ける姿勢としては最適だという。　税込み価格は22万5750円。同社では、「指圧・整骨院などに通院することを考えるとリーズナブル」（同）としている。