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B&Sコーポレーション / 「ラクティス」がパルで売上げナンバーワンに

乳酸菌生成エキス「ラクティス」 (株)B&Sコーポレーション(本社東京都千代田区、福井正勝社長)の販売する乳酸菌生成エキス「ラクティス」がこのほど、健康プラザパル御茶ノ水店で売れ筋ナンバーワンとなった(4月21~5月20日)。同社では、同店で140回を超える「健康セミナー」を開催していることが売上げに結びついたとみている。テーマは腸の大切さをはじめ生活習慣病など健康一般について。毎回約20人程度を集めて行われている。
 同製品は、乳酸菌が生成した分泌物と菌体物質(糖鎖)から成るもの。ヨーグルトなどに含まれる乳酸菌は通過菌とも呼ばれ腸内で活性化しないので、腸内の善玉菌を増やす製品を開発しようという考えから開発された。乳酸菌生成エキスは、(1)悪玉菌を寄せつけず、善玉菌の細胞分裂を促す、(2)乳酸菌の糖鎖が腸のパイエル板(免疫誘導装置)にある免疫細胞を刺激し、活性化して免疫力を整える、(3)悪玉菌で傷ついた腸壁に働きかけ、修復する――という働きを持つ。
 生成方法は、(1)無農薬有機栽培の大豆を使用した豆乳を培地に、16種の乳酸菌を共棲培養することで菌同士を鍛え強力にする、(2)発酵、(3)1年間熟成することで、分泌物の量を増やし有効成分の品質を高める、(4)有効成分のみを抽出する――というステップ。
 九州大学健康科学センターなどによる25週間に及び同エキスを経口投与した53匹のマウスの試験では、ガンの初期状態である腺腫の発生をプラセボ群に比べ有意に抑制したという結果が出ている。この結果は、専門誌でも発表されている。
 なお、同社では同製品をほかに自然食品店、調剤薬局、エステサロンなどで展開しており、月間3000個程度販売しているが、年内には月間5000~6000個程度に伸びるとみている。税込価格は1ヵ月分・8925円。また、同社では同エキスの原液タイプ「智通」も販売している。

2006年06月21日 10:00