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兼松ウェルネス / 免疫ミルクに単純ヘルペスの再発予防効果が認められたと発表

 兼松ウェルネス(株)(本社東京都中央区、伊藤道代社長)は、このほど同社で販売する免疫ミルク「スターリミルク」の飲用試験により単純ヘルペス(HSV)の再発予防効果が認められたと発表した。
 同試験は単純ヘルペス患者を対象としたヒト試飲試験を、北里大学医学部皮膚科増澤幹男診療教授のもとで実施。2004年1月から1年間、25名の被験者(うち17名はヘルペス抗体価が困難で難治性皮疹あり)を対象とした。試験では長期継続飲用による難治性皮疹改善の有無と、血液中の免疫を司るリンパ球のヘルペスウイルスに対する反応性について検討した。
 臨床試験の結果、「スターリミルク」の継続飲用によって難治性皮疹の82%が改善し、ヘルペスウイルスに対する免疫反応を増強が認められた。そのほか抗ウイルス剤に頼ることなく、ヘルペスの再発予防に有用であることが確認された。また長期飲用により問題となる副作用は認められなかった。
 本研究結果は2日~4日に国立京都国際会館(京都府京都市)で開催される第105回日本皮膚科学会にて発表される。
 「スターリミルク」は1958年に牛の免疫力伝達の特質を活かし、牛乳を元に、できる限り母乳を再現させたミルクとして米国で開発され、国内では1955年より同社が販売している。

2006年06月02日 10:00