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ロケットジャパン / えんどう蛋白素材を発売

ニュートラリスRF85M ロケットジャパン(株)(本社東京都港区、高橋誠社長)は、えんどう蛋白素材「ニュートラリス®F85M」を今秋に発売する。  同素材は、たんぱく質85%、糖質3%、脂質6%で組成される。植物性タンパク質としてはアミノ酸スコアが高く、WHOで推奨しているアミノ酸バランスに近い。また大豆タンパクと比較して苦味が少ないことから食べやすい。このほか消化吸収が良いのが特徴だ。ヒトの体内は約65%が水分で、残りの約半分をタンパク質が占めていることから、良質なタンパクを食品で摂取することは健康維持のために重要だ。  同素材をソーセージやハムなどに利用することでコレステロールを抑えた加工食品ができるほか、糖分を抑えた高タンパクの健康志向の菓子、健康食品などへの応用が可能だ。また大豆アレルギーを持つ人の代替素材としての利用が期待される。  原料には非遺伝子組み換えの北ヨーロッパ産の黄色えんどうを使用している。えんどうを乾燥させた後、粉砕して水に溶かしてから遠心分離機にかけ、その中からタンパク質を取り出し精製したものをスプレードライ製法で粉末化した。  販売単位は25kg。価格は現在未定。アメリカやヨーロッパでは良質なタンパク源として食品メーカー、健康食品メーカーなどに広く利用されている。  同社はフランス本社を拠点とし、世界トップの糖アルコールメーカーとして、世界10ヵ国にネットワークを持つグローバル企業。世界的水準の研究所、高性能設備を有する。品質管理システム(QMS)を導入し、定期的に公的認証機関が点検・評価を行い、高品質な原料供給を行っている。

2006年06月21日 10:00