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生存環境科学研究所 / 病院との共同開発でダイエット食品を新発売

「BAGASSE(バガッセ)」 (株)生存環境科学研究所(本社東京都荒川区、岡本美好社長)はこのほど、新食物繊維“醗酵バガッセ”を含有する代替食品「BAGASSE(バガッセ)」を発売した。九州大学名誉教授・野本亀久雄氏監修の下、医療法人・東札幌病院と共同開発した製品だ。コバショウを通じて全国のドラッグストアで販売するほか、デパートや沖縄特産品ショップ、通販会社などへ卸す方針。OEM供給にも対応する。
 “醗酵バガッセ”とは、沖縄産さとうきびを原料とするバガスに独自の爆砕発酵処理を加えた素材。文部科学省独立行政法人科学技術振興機構(JST)の独創的シーズ展開事業委託開発によって開発された。現代人に不足している“不溶性食物繊維”を50%以上含み、宿便を取り除く効果がある。さらに“水溶性食物繊維”と“キシロオリゴ糖”を含有し、これらが腸内の善玉菌を増やす。こうした働きで腸内環境を改善し、便通を促す。効果に関しては同病院で臨床試験を行っている。2ヵ月間、1日10gの“醗酵バガッセ”を63人が摂取したところ、ビフィズス菌の増加による腸内環境改善、便秘や便の性状改善のほか、中性脂肪の低下も認められた。
 同製品は、“醗酵バガッセ”を用いて開発した、ココア風味のクッキーと黒糖風味のドリンクをセットにしたもの。1日1食~2食を食事と置き換える。クッキーを噛むことで満腹中枢を刺激し、ドリンクと共に摂取することで普通の食事なみの満腹感が得られる。またカロリーは1食あたり184kcalと低カロリーながら、1日に必要なビタミン・ミネラルの1/3量を摂ることができる。味についても、ドラッグストアショーで1万人にアンケートを行ったところ、「なつかしい味がする」、「黒糖に似た甘みが残る」など、好意的な評価が寄せられている。
 さらに臨床試験では血糖値の低下や抗酸化のバイオマーカーの数値の低下も見られたことから、生活習慣病予防効果や美容効果なども期待できる。
 税込み価格は10食(1食分はクッキー30gとドリンク18g)で6825円。

2006年06月28日 10:00