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東洋メカジェニック工業 / マレーシア産100%オーガニック・シロップを発売

シロップ「アレンガ・ピンナタシロップ」 東洋メカジェニック工業(東京都千代田区、国府田文雄社長)はこのほど、マレーシア産100%オーガニック栽培のシロップ「アレンガ・ピンナタシロップ」を発売した。現在の販路はネットショップ、カタログ通販で、高級食材店からも引き合いが来ている。韓国・台湾のバイヤーからも受注が寄せられていることから、将来的には海外で販売することも検討している。
 同製品は、アレンガ・ピンナタ種のニーラという砂糖椰子を伐採し、木筒で叩いた後に自然に出てくる樹液を釜で煮詰めたもの。全くの無添加。もともと、マレーシアのセレブ層が自分で持つ農園で栽培し樹液を食用していたが、同国の一般的な市場では流通していない希少価値の高い製品。日本国内で販売が可能になったのは、同社がニーラの樹が生えたリゾート地を運営するマレーシア企業と提携し、日本総輸入元となったため。
 特徴は、香ばしい香りと強い甘味で、バターとの相性も良い。甘味が強いことから少量の使用で済み、また果糖であることからインシュリンの上昇作用が小さいため、甘味制限がされている糖尿病患者にも向いている。同社の国府田社長によれば、「以前はパンなどに蜂蜜を使用していたが、使用量が半分に減った。そのため、去年の暮れから使用したところ、ケーキや果物を頻繁に食べる生活のままで体重が5kg減った」という。
 用途は、ヨーグルトやパンケーキなどにかけて食べたり、コーヒーや紅茶に砂糖替わりにするほか、煮物やカレーの隠し味にも使用できる。同社が発売前に約150本をサンプル配布したところ特に板前からの反響が良く、魚の煮付けの隠し味や和風スイーツに使用しているという。業務用を作ってほしいとの要望も寄せられており、料理のプロ向けの雑誌「専門料理」でも記事が掲載される予定だ。一般客からは「ヨーグルトにかけるメープル・シロップに飽きたので使用している」という声が最も多いという。
 もともと希少な樹である上、樹液が取れるまでに8年を要することから、現在のところ最大月産数は2万本。税込み価格は250g・2940円。

2006年07月14日 10:00