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リコム / 原料“キノコキトサン”の出荷量が5倍に

 (株)リコム(本社東京都豊島区、浜屋忠生社長)の販売する“植物性キノコキトサン”原料「キトグルカン」の出荷量が、6月25日にTV番組「あるある大辞典」で内臓脂肪を減らすとして紹介されて以来、7月26日現在まででこれまでの月間平均出荷量の5倍に達している。現在、60品目以上が商品化されているが、店頭販売はまだ3製品程度で、ほとんどが通販で売られている。
 同原料は、キノコの“キチン”に抗アルカリ処理を加えることで“植物性キトサン”と“β-グルカン”と“複合糖質”から成る原料にしたもの。主な特徴は(1)中性脂肪の低下作用、(2)コレステロールの低下作用、(3)脂肪の燃焼作用、(4)血糖抑制作用、(5)整腸作用となっている。
 (1)の作用機序は、“植物性キトサン”と“β-グルカン”が油成分を包み込んでしまい、脂肪分解酵素“リパーゼ”を作用させなくさせ、そのまま排出してしまうというもの。(3)の作用機序は、“複合糖質”が脂肪細胞の受容体に付くことで脂肪細胞を活性化して脂肪の燃焼を促進するというもの。(5)の作用は、同原料が食物繊維の1種であるためと、便に脂肪量が多くなるためだという。
 臨床試験は各種行っている。8週間、同原料を1日300mg投与する臨床試験では、BMIが平均20.5の人51人の場合は、体脂肪が平均-0.8kg、BMIが平均25.5の人に行った場合では、体脂肪が平均-2kgとなり、より体脂肪が高い人の方が体脂肪が減少する傾向が見られた。また対照群を設置したラット6匹ずつによる高脂肪試料摂取試験では、総コレステロールと血糖値上昇抑制効果が見られた。
 有効な摂取量である1日300mgを食品のキノコから摂るには、1日200g以上を食べる必要がある。食前に摂取するのが、最も効果的だという。
 なお、“植物性キノコキトサン”は現在マスコミの注目を集めており、8日にTV番組「スマステーション-5」で取り上げられたほか、30日にはFM局番組「カノンのサンデーナイトオアシス」、31日にはTV番組「おもいッきりテレビ」でも取り上げられる予定。

2006年07月28日 10:00