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セティ / 地中海産フルーツバイオフェノール素材「Sinetrol®」を上市

 セティ(株)(本社東京都千代田区、レジャル・ファビェン社長)はこのほど、地中海産のレッドオレンジ、グレープフルーツ、オレンジから同時抽出した“バイオフェノール”素材「Sinetrol®」を上市した。用途は健康食品。
 同素材、はドクター・ダラスが“バイオフェノール”を単体のフルーツから抽出するよりも、この3種のフルーツから同時抽出した方が強力な脂肪燃焼効果を発揮することを発見し開発したもの。
 作用機序は、脂肪分解ホルモン“カテコラミン”の作用をブロックする“カテコルーメチル転移酵素”を阻害することで“カテコラミン”の分泌を促し、脂肪組織にある交感神経の受容体“β-3受容体”を刺激する。これらの働きによって、脂肪組織内で酵素“アデニルシクラーゼ”が発生し、“環状アデノシン-リン酸”が多量に産生され、それにより“トリグリセリド リパーゼ”が多量に分泌され、蓄積された中性脂肪を糖の1種である“グリセロール”と“遊離脂肪酸”に加水分解する。分解された“グリセロール”はエネルギーに変換され、“遊離脂肪酸”は排出される。また、“環状アデノシン-リン酸”をAMPに分解する“ホスホジエステラーゼ”を阻害することでも、上記のサイクルを促進する。
 臨床試験も実施しており、BMI28%以上の人20人を対象に12週間、同素材を毎日1.4g摂取させた。その結果、平均で6kgの体重減少が見られたという。
 ほかに体力増強作用もある。副作用は報告されていない。推奨摂取量は1.5~2g/日で、推奨摂取期間は6~12ヵ月間。

2006年07月05日 10:00