光英科学研究所 / 乳酸菌生産物質製品を拡販

　（株）光英科学研究所（本社埼玉県和光市、村田公英社長）は乳酸菌生産物質製品「アークフェロンZ」を現在、カタログ通販、OEM供給、ドラッグストア、健康食品店などで展開しているが、今後もさらに同ルートで扱い店舗を広げていきたい考えだ。
　同製品は人の腸内に生息する乳酸菌の中から16種の乳酸菌をセレクトし、国内産の契約農家で無農薬栽培された大豆から製造した豆乳を培地に、人の腸内と同じ37度の環境下で、120時間かけて混合培養させたもの。これらの複合乳酸菌が発酵する過程において産生される“乳酸菌生産物質”をろ過し、水溶性成分を抽出した。複数培養は組み合わせた菌種によりお互いが共棲しない組み合わせ、生育が促進される組み合わせがある。このためそれぞれの生育が促進されるための組み合わせを発見するまでに50年もの研究を重ねた。
　乳酸菌は腸内へ届き、腸内まで届いて腸内フローラを改善することで腸内環境を整えるが、胃酸などの消化酵素により生きたまま腸内へ届く割合が少ない。これに対し“乳酸菌生産物質”は吸収に優れているため皮膚から吸収するほか、食道、胃などのあらゆる粘膜から吸収して腸内環境を整え便秘を改善する作用がある。また腸は第2の脳とも呼ばれ、身体をコントロールする重要な臓器であることから、腸内環境を整えることで免疫機能強化、抗アレルギー作用、コレステロール低下作用、老化防止、血糖値を正常にするなどの効果が得られる。
　“乳酸菌生産物質”の血糖値に及ぼす有効性も実証されている。糖尿病患者100名に対し、“乳酸菌生産物質”を摂取させた結果、摂取前の平均血糖値が190mg/dlだったのに対し、8週間後は140mg/dlまで低下し有意に改善した。さらに摂取を中止してからも半年間はこの数値を維持している。このほか、マウスを使用した抗腫瘍試験でも腫瘍細胞増殖抑制効果が認められたなどの報告がある。
　1999年より販売を開始しているが、整腸作用効果や健康維持目的で長年愛用しているリピーターが多いという。税込価格50cc×4本入・37800円。
　同社では今後も“乳酸菌生産物質”の機能などについての研究を重ね、エビデンス蓄積に努めていきたいとしている。