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雪印乳業/骨の健康に寄与する機能素材「MBP®」に関し米国FDAよりGRASを取得

 雪印乳業(株)(本社東京都新宿区、高野瀬忠明社長)は、牛乳にごく微量に含まれる“乳タンパク質”で骨の健康に寄与する機能素材「MBP®」について新たなニュースを発表した。同素材が米国FDA(Food and Drug Administration:食品医薬品局)よりGRAS(Generally Recognized As Safe:一般的に安全と認められる食品)を取得した。
 FDAとは「食品、医薬品、化粧品など消費者が日常生活で接する機会がある製品に関する許認可、違法取締りなどの行政を専門的に行う米国の政府機関」のこと。法律の施行にあたりFDAは食品、薬品、医療機器および化粧品の品質、衛生管理、宣伝広告などについての規制を行い、消費者保護の権限を与えられている。日本では厚労省にあたる米国厚生省に属している。
 今回そのFDAによる同素材の安全性評価において、「no questions letter(疑義なし)」という見解が出された。これによって「MBP®」の素材としての安全性が確立されGRASを正式に取得することが決定した。
 同社ではすでに同素材の米国におけるビジネス展開を進めており、2005年7月にはIFT(Institute of Food Technologists:食品技術者協会)よりその研究開発と商品への応用性などを評価され『産業発展功労賞』を受賞。FDAによる評価に先立ち、サプリメント先進国である米国で学術有識者にその安全性が認められ、同素材を使用した製品が上市されているという。
 「MBP®」のGRAS取得により、米国でのビジネス展開における環境がさらに整ったとして、同社は食品分野への応用も含めた「MBP®」ビジネスを今後も加速させていく考えだ。

2006年09月22日 10:00