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シンギー / 高級食材アワビを加工した栄養機能食品、月間5000個以上の好セールス

アワビの加工食品「鮑の輝」 (株)シンギー(本社東京都千代田区、李宝珠社長)が販売しているアワビの加工食品「鮑の輝」が健康食品店の売れ筋ランキングに入り、一時的に入荷待ちになるほど好調なセールスを記録している。販路は他社ネットショップ多数、健康食品店、ドラッグストア、漢方薬局、雑誌通販など。アワビ粉末、アワビの貝殻が主成分で、“真珠粉”のほか複数の生薬と“β-カロテン”を配合した栄養機能食品として、ここ数ヶ月月間平均で5000~6000個売れる同社のロングセラー商品となっている。
 アワビの貝殻は漢方名で「石決明」「千里光」とも呼ばれ、昔から目によいとされてきた。血管拡張作用によって眼圧を下げ緑内障を改善する“コリン”や血中カルシウム濃度を高め白内障を予防する“炭酸カルシウム”、“炭酸マグネシウム”を含有。さらに免疫作用のある“真珠タンパク”、眼球の水晶体に含まれる“コラーゲン”の酸化を防ぐ“コンキオリン”、水晶体の酸化を防ぐ“グリシン”、“グルタミン酸”なども含まれる。
 またアワビの肉には目によいとされる“タウリン”が貝類の中でもっとも多く含まれている。“タウリン”はこの肝臓の解毒作用を強化し血中コレステロール量を抑制、血液から老廃物や余分な水分の濾過及び排出(尿)、体液の恒常性の維持を主な役割とする腎臓の働きも助ける。「腎に蓄えられた腎精は、肝の血と協力し合って目に精血(栄養分)を送り、目の代謝を促進している」という。肝機能と腎機能の衰えは緑内障や老人性白内障、老眼の引き金となる可能性があるという。
 漢方学的には身体のすべてはつながりを持っており、目と内臓のつながりでは「瞳孔は腎、黒目部は肝、白目部は肺、目尻・目頭は心、瞼は脾(消化器系)」とつながりがあるとされる。特に「肝」と「腎」はそれぞれが協調してお互いの働きを補い合う臓器であり、加齢と共に目にさまざまな障害が起こるのは、「肝」と「腎」の衰えによるものだという。
 そのほかにもアワビには眼球の水晶体を構成する組織である“コラーゲン”、フリーラジカルから生体を防御する“セレン(セレニウム)”、“ビタミンB1”、“ビタミンB12”、“カリウム”などを含有。肝臓・腎臓の機能を活性化することで、目の病気・異常・疲れの原因となる根源を断ち、眼精疲労や視力の減退、角膜混濁、結膜炎などの予防・改善に効果があるといわれている。
 また抗酸化作用、免疫力アップ、動脈硬化予防などに有用な食材でもある。スタミナ増進に役立つ“アルギニン”、強精剤的作用のある“リン酸”、活性酸素を抑制させる酵素を活性化させる“亜鉛”、酸素を全身に運ぶのに必要な“鉄”なども含む。
同社が中国・天津に持つ「天津信誼(シンギー)漢方工場」 アワビのほかにも、肝臓や腎臓機能を補うとされる“女貞葉(じょていよう)”、目の充血や視力改善に用いられる“白菊花(はくきくか)”“決明子(けつめいし)”、肝機能を強化し免疫力を向上させる“田七人参(でんしちにんじん)など7種の生薬を配合。さらに網膜の黄斑部に含まれる“カロチノイド”のもととなる“ルテイン”、“ゼアキサンチン”、体内で“ビタミンA”に変わる抗酸化物質“β-カロテン”も配合されている。
 「鮑の輝」は税込価格96カプセル入り(1カプセル396mg)・6090円。1日6カプセルが目安。中国での一括生産により、中間マージンと原料コストを抑えているため、高級食材にもかかわらず利用しやすい価格設定を実現。10月下旬には同社のウェブサイトをリニューアルし、漢方の基礎知識や予防医学としての活用法など有用な情報を発信していきたい考え。また多種多様な原料によるOEM受託製造も行っている。

2006年10月11日 10:00