健康と美容のニュースなら健康美容EXPOニュース

ピリカジャパン / 細胞生物学博士Dr.リッツマン来日、ドイツ皮膚科専門医により開発された製品のエビデンスに関して講演

ゴルツ・リッツマン博士 (株)ピリカジャパン ダド事業部(本社東京都中央区、佐藤桂一代表)はドイツ・アンネマリー ボーリンド社製造のドクターズコスメ「ダドセンス」のエビデンスに関する講演を開催。ボーリンド社の副社長でもある皮膚細胞学の権威ゴルツ・リッツマン博士が来日し、最新のヒト臨床試験のデータなどを公開、「ダドセンス」製品が皮膚トラブルを抱えた人のためのスキンケア製品であることを説明した。
 EU圏ではより医薬品に近い化粧品のことを“ボーダーライン製品”と呼んでいるが、この「ダドセンス」は皮膚科専門医が研究・開発を手掛けた“ボーダーライン製品”である。アレルギーテスト、ノンコメドジェニックテストなどは皮膚科患者のボランティアにより1年以上かけてモニタリング。皮膚科学に基づき症状がその過程なのか普遍なのか、また肌状態にどのような影響を与えるかなどを見極めることを重要視している。皮膚科学的にその皮膚適合性が確認された製品が「ダドセンス」ブランドなのだ。
 同社は敏感肌用のスキンケア製品開発の大原則として、「香料、防腐剤、着色料などを入れない。シリコン、流動パラフィンなどを使用しない」ことを挙げている。無農薬栽培による天然オーガニックハーブの高品質な原料のみを使用。防腐剤の代わりに菌の生成を遅くする天然原料を使用し、含水量を極力減らすなど独自の処方によって製造。また全製品にミネラル・微量元素を豊富に含むドイツ温泉地の湧き水を使用、徹底的に科学的な物質を排除し、天然の成分にこだわっている。
 「スキンケア自体そのものが、肌トラブルの大きな原因のひとつとなっている可能性があります。実際多くのスキンケア製品が、デリケートなストレス肌にはふさわしくないものなのです」とリッツマン博士は話す。エモリエント剤として使用される化学物質やアルコール類、香料などが肌トラブルを引き起こす要因となる場合も少なくないという。こうした刺激を受け続ければ、慢性的な乾燥や肌老化を助長する結果となる。同社はこうした肌トラブルの改善とアンチエイジングを同時にケアする製品をすでに開発した。
「エクトフルイッド」(美容乳液) 画期的な細胞保護因子で高い保湿力を持つ“エクトイン”を配合した「リジェネレーションE」(4アイテム)と「エクトフルイッド」(美容乳液)がそれである。“エクトイン”は新たに発見されたアミノ酸の一種で、塩水湖や塩分を含んだ砂漠などの過酷な環境に生息する微生物が持つ多機能天然由来物質。細胞の代謝に適合し、生体の自然構造を安定化させる働きがある。“エクトイン”を配合することによって、免疫防御、細胞保護、紫外線防御、細胞膜保護などの作用が期待される。その働きによって皮膚老化やトラブルを引き起こすストレス因子に対する、肌の免疫機能を向上させ肌の代謝を活性化。さらに優れた保湿効果もあり、慢性的な肌乾燥をケアする。
 講演では「エクトインの効果と皮膚適合性の臨床テスト」も紹介された。31歳~65際のアトピー性皮膚炎の女性20人を対象に、28日間「エクトフルイッド」を使用させ、肌の水分量と弾力性、シワの深さなどのデータを取ったものだ。皮膚にトラブルを抱えている被験者にもかかわらず、すべての数値が有意に改善されたという。「エクトフルイッド」にはほかに“レッドクローバー”、“イリス根エキス”、“セラミド3”、“セラミド6”(酵母由来)などの天然肌活性成分や保湿成分が含まれる。
 「エクトフルイッド」税込価格50ml・10500円。「リジェネレーションEシリーズ」は、「ソフトフェイシャルクレンジング」税込価格150ml・6300円、「フェイシャルトーナー」税込価格50ml・7350円、「ファーミングデイクリーム」税込価格50ml・9450円、「エナジャイジングナイトクリーム」税込価格50ml・10500円。販路は自社ネットショップ及び皮膚科などのクリニック。11月下旬以降販路拡大の予定があるが、医療関係などメディケーション可能な環境での販売を中心に展開したい考え。
リジェネレーションEシリーズ 製造元のボーリンド社は「食べられない化粧品は作らない」、「容器はすべてリサイクル可能なものか、土に返るプラスチックなど生分解性の高いものを使用」などの企業ポリシーが評価され、世界的にも権威のある反自然破壊団体“NEUFORM(ノイフォルム)”の認定を受けている企業。半世紀にわたりその実績を積み重ね、EU圏では確固たる地位を築いている。「ノイフォルム最優秀製品賞」を5年連続で受賞するなど数々の受賞歴もあり、現在世界35カ国で愛用されているブランドだ。

2006年10月11日 10:00