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メイプロインダストリーズ / 丸紅との資本提携で原料および米国市場で販売している健康食品を世界のマーケットに拡販

メイプロインダストリーズ商品画像 メイプロインダストリーズ(株)(東京都港区、本社:ニューヨーク、山田進CEO)は10月10日、総合商社丸紅(株)(東京本社東京都千代田区、勝俣宣夫社長)が米国法人を通じ同社発行済み株式の16.7%を取得したことを受け、資本提携に合意した。
 同社は今後、マイノリティ・シェア・ホルダーである丸紅にオブザーバー的な役割を担ってもらうと同時に、丸紅が世界各国に持つネットワークを活かした原料供給および健康食品の拡販に向け、11月より提携に向けての活動を本格的に開始する。同社の経営陣容はこれまでどおりで、丸紅からの役員出向などはない。
 健康食品の専門商社である同社は、1977年の創立以来ニューヨークを拠点に米国市場、欧州市場、そして日本市場に信頼できる科学的裏付けのある天然素材の供給とサプリメントの製造販売を行うグループ企業。現在では同社ホールディングカンパニーの傘下に「Maypro group LLC」としてニューヨーク、上海、東京にそれぞれ活動拠点を置きグローバルな展開をしている。
 グループの取扱商品は、健康食品、ダイエット食品、ファインケミカル医薬品、化粧品等の各種原料およびサプリメントの最終製品で、グループ全体の年商は60億。丸紅の資本が投入されることによって「中国、特に上海での活動に注力し、米国発のサプリメント製品の販売を強化していきたい」(同社山田進CEO)としている。
 米国文化追従型の若者が急増している上海などでは、“肥満”問題も深刻化。エビデンスの明確でない健康食品より、科学的根拠のある米国発の情報やサプリメントに熱い視線が注がれているという。同社は上海をダイエット関連のサプリメントを上市するビッグマーケットとしてとらえている。
 また同社山田CEOは、丸紅とのパートナーシップについて「丸紅の流通ネットワークを活用しながら、同時に原料供給基地のパートナーとして強力なタッグを組んでいきたい。丸紅との連携によって健食業界以外の企業に対する信用度を上げ、さらに自社の企業価値を高めていきたい」とコメント。
 “ガルシニア”などの素材を日本に初めて紹介してきた同社は、今後も特許のある原料・素材のブランディングを手掛けながら、販売網拡大のためのM&Aも視野に入れた上で、丸紅との戦略的パートナーシップを活かしていきたい考え。

2006年11月01日 10:00