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ポーラ健康科学研究所 / 香辛料「花椒」に脂肪燃焼促進作用を発見、学会発表

 ポーラ健康科学研究所は、京都大学大学院・人間・環境学研究科の森谷敏夫教授との共同研究で、中国で古くから香辛料として使用されている「花椒」が脂肪燃焼力を高めることを発見、今月富山で開催される「日本薬学会第127年会」で発表する。
 試験内容は、健康な男子学生8名を対象に、中国四川省産「花椒」の50%エタノールエキス200mgを摂取させ、摂取直前、摂取後30分、摂取後60分の呼気ガスを計測した。呼気ガスを計測すると、吐き出される二酸化炭素の量によって脂肪燃焼の度合いをはかることができる。なお、対照群は摂取群と同じ人が日を改めて試験を行ったもの。その結果、30分後には0.08g/minと対照群と比べ有意に脂肪燃焼促進作用が見られた。
 その他、「花椒」が運動中の自律神経活動を高い状態に維持することも判明している。
 「花椒」とは、中国山椒とも呼ばれ中国で古くから食されている香辛料で、四川省では辛いものを食べて汗をかくことで健康を保つために、料理に多く「花椒」が使用されている。

香辛料「花椒」脂肪燃焼力のグラフ
2007年03月02日 17:15