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オリジン生化学研究所 / 古代米の新素材「アサムラサキ フラワー」を発売

 (株)オリジン生化学研究所(本社東京都中央区、前田浩明社長)はこのほど、新素材「アサムラサキ フラワー」を発売した。菓子・パンなどや健康食品の配合、炊飯時に一緒に炊くなどの使用を見込む。
 「アサムラサキ」とは、古代米である紫黒米の品種。弥生時代から食されている、現在の米のルーツで、神事のお供え物として利用されてきた。中国の薬用食物辞典「中葯大辞典」には、「気を益し、胃、腸、脾臓を元気にする」と記載されており、楊貴妃が健康と美容のために食べていたともいわれている。近年、玄米の健康効果が注目されているが、紫黒米は玄米の3倍の大きさのぬかを持ち、有効成分も3倍含有しているという。同素材に使用する「アサムラサキ」は、全て有機栽培されている。
 同素材は、「アサムラサキ」を高温加圧処理することで、無菌化、“食物繊維”の働きと抗酸化作用を強め、粉末化したもの。玄米にない含有成分には、抗酸化作用、腸環境改善作用がある“アントシアニジングルコシド”がある。玄米と共通する成分としては、腸環境改善作用がある“食物繊維”、血栓溶解作用、細胞成長促進作用、抗酸化作用がある“イノシトール”、自律神経緩和作用がある“オリザノール”、学習能力向上作用がある“フェルラ酸”がある。その他、“マグネシウム”・“リン”・“カリウム”・“鉄”・“亜鉛”などの“ミネラル”を豊富に含有する。
 1日6gの摂取で、玄米ご飯を1膳食べるのと同じ効果が得られる。無味・無臭なので食品への加工もしやすい。調理の際、水に溶けると薄赤紫色の発色をする。収穫量が限られているため、最大出荷可能量は10t。
 同社では、「抗酸化作用が強いため、アンチエイジング目的に使用してほしい」(前田社長)としている。

2007年05月10日 15:00