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フォーレ・ディ / LED(発光ダイオード)による美容機器「ドクターカノン」を発売

LED(発光ダイオード)による美容機器「Dr.Kanon(ドクターカノン)」写真 (株)フォーレ・ディ(本社東京都港区、山下洋志郎社長)はこのほど、LED(発光ダイオード)による美容機器「Dr.Kanon(ドクターカノン)」をエステサロン、クリニック向けに発売した。  同製品は、従来、エステサロン、クリニックでしか受けられなかったLED施術を、自宅で可能にしようというもの。スキンクリニックかのん・白水かのん院長が開発した。通常医師に施術をしてもらうと15分で3000~8000円程度の費用がかかるが、同製品は税込み価格12万6000円という低価格を実現した。医療用に用いられるLEDの強さは6~60ジュールだが、同製品では2ジュールの強さとなっている。  同製品には、「ノーマルスキン・ドライスキン用」と「オイリースキン・アクネスキン用」があり、「ノーマルスキン・ドライスキン用」は近赤外線と赤色と黄色の光線を、「オイリースキン・アクネスキン用」は近赤外線と赤色と青色の光線を採用している。  近赤外線は、800nm前後の光で、皮膚への到達度が深く筋肉層まで到達し、筋繊維芽細胞を活性化させ、筋線維を太く密度の高いものに変えると言われている。赤色の光線は、細胞内ミトコンドリアの活性やATPの産生を促進し、マクロファージや繊維芽細胞、ブラジキニンを刺激するため、血行促進・血管新生による新陳代謝の活性、“コラーゲン”や“エラスチン”の生成を促す。黄色の光線は、繊維芽細胞の活性化により“プロコラーゲン”の生産を増加させる。415nm前後の光である青色の光線は、ニキビの原因菌である“Pアクネ”が新陳代謝の一部として産生する“ポルフィリン”に吸収されて一重項酸素を発生し、“Pアクネ”を殺菌し、ニキビを治す作用がある。  美肌のほか、バストアップにも使用できる。2分のタイマーで電源が切れるようになっており、半顔ずつ使用しても、4分でケアを終えることができる。 ノーマルスキン・ドライスキン用(左)、オ イリースキン・アクネスキン用(右) 写真 LEDの研究はもともと、NASAが行っていた。植物に照射すると成長し、宇宙飛行士に照射すると筋肉が劣化しないことが明らかになっている。

2007年06月04日 16:55