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キユーピー / 髪への吸着力を高めた、ヘアケア用ヒアルロン酸「ヒアロベール」を発売

キユーピー(株)(本社東京都渋谷区、鈴木豊社長)はこのほど、ヘアケア化粧品原料「ヒアロベール」(1%水溶液)を発売した。  同原料は、“ヒアルロン酸”をプラスに荷電させることで、マイナスに帯電している毛髪の表面にイオン的に吸着するもの。イオン的に髪に吸着するので、従来の“ヒアルロン酸”よりも、髪に吸着する量が多く、潤いを持続させる。また、髪を洗っても流れ落ちない吸着力を実現したという。  ダメージ毛(ブリーチ毛)を、“ヒアルロン酸1%水溶液”及び「ヒアロベール」を200倍希釈した液に、40度で10分浸漬した実験では、「ヒアロベール」は、“ヒアルロン酸”の290倍吸着力があることが確認された。  毛髪への保湿性試験では、インバスを想定し、ダメージ毛(ブリーチ毛)を「ヒアロベール」5倍希釈液に40度で5分浸漬させ、水洗して乾燥し、DSC測定により毛髪の水分量を測定したところ、未処理毛と比較して「ヒアロベール」処理毛は水分量が多いことが確認された。  こうした保湿力による髪の潤い、皮膜形成によるサラサラ感・髪が柔らかくなるなどの感触改善のほか、粘度があるのでセット力も期待できる。  用途としては、ヘアミスト・ヘアジェル、原液トリートメント(アウトバスタイプ)、シャンプー・リンス、トリートメント、パーマ剤・カラーリング剤などが見込まれる。

2007年06月14日 18:30