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食品安全委員会 / “カルシウム”の疾病リスク低減表示、食品健康影響評価が不要に

 食品安全委員会は第199回会合を開き、“カルシウム”を関与成分とするトクホの疾病リスク低減表示について、条件付きで食品安全委員会による個別の食品健康影響評価が必要でないことを了承した。
 背景には、すでに“カルシウム”を関与成分とするトクホの疾病リスク低減表示を行う3製品について、食品安全委員会によって安全性に問題ないとの食品健康影響評価がされており、また1日摂取目安量の上限値(700mg)についても安全性が確保されていると結論付けられていることがある。従って1日摂取目安量の範囲内であれば、個別に安全性評価を実施する必要はないと厚労省は主張した。
 委員が出した食品健康影響評価を不要とする条件は、(1)“カルシウム”以外の原材料について食経験のないものを使用しないこと、(2)医師の治療を受けている人は摂取にあたり医師に相談することを表示すること、(3)17歳以下の人の治験を収集することであった。

2007年07月19日 15:20