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日本アメリケア / 自己免疫機能を助け育毛環境整えるスカルプケア製品「サイム スキン」

スカルプケア製品「サイム スキン」写真 日本アメリケア㈱は、同社が3年前から国内独占販売するドイツ製のスカルプケア化粧品「サイム スキン」シリーズの販促活動を本格化させる。現在、理美容院や自社・他社ネットショップを中心に販売するが、今後は高所得者層向け雑誌へ絞った広告展開などで同層へアピールし、スカルプケア市場での独自のポジション確立を目指す。
 同製品は、脱毛の要因を自己免疫疾患によるものとし、その機能を改善するとされる“合成胸腺ホルモン”を配合したスカルプケア化粧品。従来の育毛剤が、ホルモン剤や血管拡張剤などにより、直接的に育毛効果促進を図ったのに対し、同製品はあくまで崩れた免疫バランスを整え、育毛環境を改善することに着目。その点で従来の育毛製品と大きく異なっている。脱毛原因の自己免疫機能説は現在、皮膚科医の間では主流になりつつある考え方といわれている。
 開発国のドイツでは1985年から販売されており、現在では欧米諸国で幅広く利用されている。2004年にはEU各国で14億円、米国で20億円の販売実績がある。ドイツでは学術誌での治療効果も報告されている。日本では同社が、3年前から販売。国内販売に当たっては、未承認の色素を除外した以外は、本国と同仕様となっている。
 シリーズは、ノーマルタイプのシャンプー、乾燥肌用のメドシャンプー、ヘアトリートメント、ヘアリンスの4タイプ。いずれも“合成胸腺ホルモン”が配合される。使用法は、シャンプーは毎日、ヘアリンスは当初週2度、しばらくしてからは週1回、ヘアトリートメントはいわゆるトニックと同じ使用法で洗い流さず毎シャンプー後に1日1回を推奨する。育毛環境を整えることに焦点をあてており一度、実感が持てるとその作用が継続するのも同製品の特徴となっている。
 同社はもともと医療機器の輸入販売などを行っており、一般向けの販売ルートを持っておらずこれまでは理美容院などを中心に地道に拡販してきた。発売から3年が経過し、ようやく日本での使用実績も増加し、拡販に本腰を入れることとなった。「高価格ですが、それだけの製品という自負がある」と同社マーケティング部の喜多野正明氏は話し、今後は理美容院ルートの拡充や通販体制の強化を図りながら、高所得者層への訴求を強め、ブランド力向上を推し進める。
 税込み価格はノーマルタイプシャンプー・200mlが1万4700円、乾燥肌用・200mlが1万5750円 ヘアトリートメント・200mlが2万3100円。 ヘアリンス・100ml・1万2600円。

2007年09月06日 17:40