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コネクト / ハーブティに便秘と冷え性の改善効果を確認、学会発表

 (株)コネクト(本社東京都千代田区、松村真智子社長)は、ブレンドハーブティー「ホスピタルズハーブティー」シリーズの「Life style®絶対今日こそ!!いざ戦いの時に」と「Woman®寝る時も靴下が手放せない時に」に、それぞれ便秘と冷えの改善効果の可能性があることを、金沢大学大学院・鈴木信孝教授らの協力による臨床試験で確認。この成果は3~4日に開催された「第10回日本補完代替医療学会」で発表された。ハーブティーの効能効果について、科学的検証がなされたものは極めて少ないのが現状だ。
 「Life style®絶対今日こそ!!いざ戦いの時に」に配合されているのは、“ダンディライオンルート”、“ローズヒップ”、“オレンジ”、“ブラックウォルナット”、“フェンネル”、“コリアンダーシード”の6種類。探索的オープン臨床試験の内容は、便秘で悩む病院職員27名に、1週間の対照観察期間をおいた後、同製品を朝夕2回、1袋ずつ摂取させて、排便状態の腹部の自覚的所見についての変化を調査した。評価方法は、便通に関するVASスケールと、排便状態については、排便回数、排便毎の爽快感、便性、自覚的腹部症状について、標準的な調査用紙を利用したもの。
コ「ハーブティー飲用後の排便回数の変化」グラフ写真 その結果、摂取開始後3日目、5日目、7日目は、対照期間より有意に多い排便数を記録した。便性には変化が無かったが、排便時爽快感も摂取後5日目に向上し、最終日の7日まで継続した。摂取開始後一過性に下腹部痛や皮疹の出現の例も認められたが、継続で改善、安全性確認のために測定した血圧や心拍数、体重や体脂肪率の変化は認められなかった。
 「Woman®寝る時も靴下が手放せない時に」に配合されているのは、“アップルフレーバー”、“ローズヒップ”、“ジンジャー”、“カルダモン”、“ジャーマンカモミール”、“サフラワー”、“ラズベリー”、“レモングラス”、“クローブ”、“シナモン”、“ステビア”の計11種類。探索的オープン臨床試験の内容は、冷え性で悩む病院職員の成人女性25名を対象に、3日間の対照観察期間をおいた後、1週間、同製品を朝夕2回1袋ずつ摂取させて、冷え性、痛み、肉体的・精神的健康感などのQOLに関する調査票を使い、前後の標準化得点についてone-way ANOVA paired-test(統計方法の1種)により検定した。
コ「ハーブティー飲用後の排便回数の変化」グラフ写真 その結果、摂取開始翌日あるいは直後から体が温まるとか発汗があるなどを体験する例があり、統計的にも翌日から有意に冷え性のスコアが改善し、経時的にも有意な改善を認めた。その他のQOLに関する下位尺度においても、疲労、不安、痛み、顔や口、四肢の所見などに関して有意な改善を認めた。ただ、初回摂取後から舌がピリピリしたとか、口の周りがかゆくなる、味や香りの嗜好性が合わないため摂取できないなどの例が3例あった。他に一時的な軽い下痢や皮疹を認めたが、継続により消失した。

2007年11月19日 15:45