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松下電器産業 / 世界初の光センサー技術による皮下脂肪スキャナー搭載の体組成計新発売

「体組成バランス計」写真 松下電器産業(株)ナショナルウェルネスマーケティング本部(東京都港区)は、5月1日より「体組成バランス計」3機種を新発売する。世界初の光センサー技術による皮下脂肪スキャナーを搭載するなど、新技術を満載し、体組成計市場に斬り込む。月産台数は2万台。
 同製品は、(1)世界初の光センサー技術による「皮下脂肪スキャナー」を搭載(2)ふらつきと重心位置が分かる「バランス能力チェッカー」機能(3)7つの体組成測定項目がひと目で分かる「からだレーダーチャート」の採用、が大きな特徴。従来の体組成計にはなかった機能などを新たに付加し「新しい家庭の計測機器」として提案していく。[※注]
 「皮下脂肪スキャナー」は、操作部に搭載された光センサーから発信される赤外線を二の腕・おなか・太ももの各部位に当てるだけで、皮下脂肪の厚みをミリ単位で測定するもの。最大60㎜まで測定可能。赤外線を生体に入射すると皮膚・脂肪を透過し、筋肉表面で反射するが、その際、脂肪が厚いほど拡散反射光が増加する。受光素子がその拡散反射光の量を測定し、脂肪の厚みをミリ単位で算出する。
 「バランス能力チェッカー」は、本体底面の前後左右に搭載した各センサーとマイコンでそれぞれの負荷を測定。4つの負荷のかかり方を集計し、体重を測定するとともに重心の位置、ふらつき度を測り、バランス能力として点数表示する。重心の偏りは、筋肉や脂肪のつき方にも影響を与える傾向があることから、測定結果は、正しい姿勢や外見を目指す参考値となる。
「体組成バランス計」写真 「からだレーダーチャート」は、同製品で測定できる体重、BMI、体脂肪率、皮下脂肪率、内臓脂肪レベル、基礎代謝、筋肉レベル、の7項目を一度にレベル表示する機能。レベルは5段階で表示され、改善ポイントがひと目で確認できる。また、測定結果に基づき、体組成年齢として年齢表示を行い、実年齢との比較もできる。
 体組成計市場は、大手計測機器メーカーが大きなシェアを占めるが、4月からスタートする特定健診・保健指導を前に活性化している。その普及率は、35%ともいわれ、同社の調べでは、2006年度約220万台、2007年度見込み約226万台、2008年度推定約232万台、とさらなる伸張が予測され、その機能も多彩になっている。なお、販売価格はいずれもオープン。

[※注] (1)(2)(3)はいずれも一部機種のみ

2008年03月11日 18:25