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TTC / 「食とメタボ」シンポジウムを開催

 トクホ関連、機能性食品、健康食品のヒト試験受託などを行う(株)TTC(東京都渋谷区、山本哲郎社長)は25日、東京・文京区の東京大学農学部内弥生講堂一条ホールで「食とメタボ」のテーマでシンポジウムを開催する。聴講者の対象は、食品および健康食品の製造・販売従事者限定。参加費は無料だが、事前登録が必要。
 同シンポジウムは、特定健康診査・特定保健指導制度がスタートし、これまで以上に抗メタボ食品への関心が高まっていることを受け、同社が企画した。同社・山本社長は「メタボ健診がスタートするなど、メタボに対応した食品への関心が高まる中で、有用な食品の製造、販売に携わる方々に、メタボリックシンドロームに関するより深い理解を得ていただくことはきわめて有意義と考え本シンポジウムを企画しました」と開催の経緯を話した。
 シンポジウムには医学、栄養学、臨床統計学などの日本のトップクラス6人が参加。各専門分野について講演する。
 6人の各演題は、神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部学部長・中村丁次教授が「保健指導における栄養指導・管理の方法と役割」、東京大学大学院医学系研究科・大橋靖雄教授は「メタボ対策の問題点―疫学の立場から―」、大澤俊彦名古屋大学大学院生命農学研究科教授が「メタボリックシンドローム予防における未病診断バイオマーカーの開発と応用」、独立行政法人国立健康・栄養研究所の渡邊昌理事長は「メタボ対策と食品表示」、順天堂大学大学院医学研究科・白澤卓二教授は「アンチエイジング医学からみたメタボリックシンドローム」、帝京大学医学部・寺本民生内科教授が「メタボリックシンドロームの本質」となっている。
 午前9時45分から午後5時まで。各講演とも1時間を予定している。

2008年04月04日 18:30